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松風の家〈上〉 (文春文庫)
 
 

松風の家〈上〉 (文春文庫) [文庫]

宮尾 登美子
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

明治初年、京の茶道宗家・後之伴家は衰退し、家元も出奔した。残された人たちは幼き家元を立て、苦難の時代を乗り切ろうとするが

内容(「BOOK」データベースより)

明治初年、京の茶道宗家・後之伴家は衰退し、その日の食事代にも事欠くほどの窮乏ぶりであった。家元も出奔してしまい、残された者たちは、まだ幼い家元を立て、必死の思いで苦難に立ち向かう。成長した家元は宗家再興を期して、東京に向かった。千利休を祖とする一族の愛憎の歴史を秀麗な筆致で描く。文芸春秋読者賞受賞。

登録情報

  • 文庫: 295ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (1992/09)
  • ISBN-10: 4167287048
  • ISBN-13: 978-4167287047
  • 発売日: 1992/09
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.8 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 49,486位 (本のベストセラーを見る)
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5つ星のうち 4.0 茶道の家元がこんな貧しい生活をしていたなんてびっくりしました, 2001/10/12
By カスタマー
レビュー対象商品: 松風の家〈上〉 (文春文庫) (文庫)
茶道の家元といったら皆金持ちで優雅な暮らしをしてきたと思っていたのですが、大間違いだったのですね。食べるものにも事欠き、家の家宝をひとつひとつ売って、食いつないでいる、本当に大変だったのですね。
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5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 古い家制度への郷愁を感じた, 2009/9/17
レビュー対象商品: 松風の家〈上〉 (文春文庫) (文庫)
宮尾登美子が古き時代の女性の生き方を書いたものとして「蔵」「一絃の琴」「菊亭八百善の人びと」「伽羅の香」などを読んできた。

本書は千利休を祖とする茶道家が、衰退の末貧窮から立ち直る物語で、主人公は由良子だが、軸足は宗家そのものの変遷に置かれている。

最初は業躰、老分などお茶独特の言葉が出てきて、長々続く祖母の語りは少し難しいが、茶道の世界を概観してのプロローグとして必要だ。

秀旦二百五十回忌などと代々の先祖を長々と供養、その度に盛大な茶会を催すのだから、貧乏人には縁の無い世界ではある。

でも古い家制度の下で皆が結束する生活は、茶道にあまり縁の無い我々でもそれなりにちゃんとあったのだが、戦後急速に失ってしまい、なんとかけ離れてしまったものかとの感を本書で深くする。

そんな時代に帰ることはもう無いが、本書は日本文化の美意識の心が込められており、良きものも沢山失われたことを気づかせてくれる。

主人公の由良子や紗代子と継母の関係も色々波瀾はあっても、生母以上の感謝の気持ちを持つに到るのは、作者自身の生い立ちから来るのだろう。京言葉、仙台方言とも例の如く地方色が良く生かされている。
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11 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 松風の家, 2002/11/4
レビュー対象商品: 松風の家〈上〉 (文春文庫) (文庫)
茶道裏千家をモデルとして描かれているこの物語。
かつて想像することも出来ない程の貧困と零落にみまわれた
時代を生きてきた千家の、とりわけ表には出ることのない女性たちの
働きと生き様にスポットライトがあてられています。
毎日の食べ物にも事欠き、伝来の茶道具の品々を質に入れて食いつなぎつつ

誇りを失わず家元を支えている人々の姿には心打たれます
涙なくしては読めません!京女の芯の強さは感動モノです。
茶道入門者、必読ですよ。

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