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35 人中、30人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0
編集者の力量も疑問,
By ゆる (熊本県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 松田聖子と中森明菜 (幻冬舎新書) (新書)
アイドル論というのは余り読んだことがなかったが、80年代に小学生時代を過ごし、ベストテンに親しみを持つ世代として そして中森明菜のファンとして思わず手に取りました。 文芸論として論じるというスタンスは面白いですが、 ほとんどが松田聖子論で、中森明菜に関しては論考は量・質ともに物足りなく、 二人を比較しての論考を期待していたのだがそれもいまいちで、がっかりさせられました。 タイトルが「松田聖子の世界」だったら納得なのですが、 明菜ファンとしては「コノヤロー、ネタに使いやがって!」という気分です(笑)。 芸名/本名とアイデンティティ(この言葉は使わなかったが)の関係など 説明不足で、特に後半は急ぎ足だったように感じます。 膨大なデータは読みにくいので、ある程度まとめて提示して貰いたいと思います。 大量のデータが羅列してあると論述の信憑性が増すようなイメージがありますが、 単にデータの整理解析がきちんとされていないように思えます。 データと主題がちゃんと結びついておらず、練れていない、なんだか草稿段階のものをそのまま出してしまったようにも見えます。 あと、筆が走り過ぎたというのでしょうか、 アイドルの意味を強調し、あるいはレコード大賞の運営を批判するあまり、 演歌に対して必要以上にネガティブな評価を下しているように思えます。 (作詞作曲をせず)歌うだけの歌手にも創造性はあると言う主張につづけて、 「クラシックの演奏家は楽譜を演奏するだけで創造性がない」と受け止めかねない表現が出てくるのは、この人が本当にクラシック批評されているのかな、と疑問ですし、少なくとも編集がきちんとされていないやっつけ仕事の感が否めません(文脈上クラシックを引き合いに出す必然性は全くないので、編集者がちゃんとチェックすべきところ)。アイドルから入ってクラシック、民謡や演歌も大好きな自分としては引っかかりまくりの本でした(笑)。 この程度の本でも売れてしまう、松田聖子と中森明菜の名前の偉大さは改めて感じます。
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0
ちょっと思い込みが激しいような,
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レビュー対象商品: 松田聖子と中森明菜 (幻冬舎新書) (新書)
著者の認識にちょっと違和感がある。「85年、松本隆はマンネリに陥らないように一曲ごとに異なる女性を描き、ひとりに任せたがゆえに聖子作品は多様性を得た」とある。明菜も同じです。明菜の楽曲は多様です。しかし「明菜は、数曲しか描かなかった作詞家が明菜らしい女性を描き、不幸と孤独を繰り返すことになった」と言ってる。85年の明菜のシングル「ミ・アモーレ」は愛・喜びを歌い上げる幸せな曲だし、80年代の明菜の楽曲は、幸せな純愛の歌も浮かれた女の歌も沢山あるので、80年代の明菜の楽曲のイメージを「不幸」で纏めてしまってることには違和感がある。百恵ちゃんぽいものを背負わされてツッパッてたのは初期だけ。80年代の明菜のメインは虚構美の世界と思ってるので。「難破船」「AL-MAJI」等はカバー曲で、元々は明菜のためには作られてない。明菜は自分とは関係ない、現実とは別の異世界を作り出して必要な表現をしてただけで、聖子とは世界観は異なるけれど、同じようなことをやってたと思う。松本隆が行ったという「歌詞から意味を排除」。これも明菜もよくやる。明菜のことももうちょっとよく分析すればいいのに。著者は明菜に関しては楽曲をよく聞かずに、思い込みからくるイメージだけで、無理矢理聖子と対照的な存在にしようとしてるように思えてしまう。 明菜は本名だから虚構と現実のバランスが云々に関しては、著者の気のせいだと思う。
7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0
題名がしっくり来ない。,
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レビュー対象商品: 松田聖子と中森明菜 (幻冬舎新書) (新書)
なるほど・・・・。読み終えての感想は、タイトルは「山口百恵と松田聖子」、もしくは「松田聖子とその時代」にした方がしっくり来る。松田聖子に関しては資料もしっかりしているのかとても詳細に語られているが、中森明菜については本の中に出てきたその他のアイドル達とほとんど変わらない程度の記載しかない。あの時代を思い出すのには役立った本。
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