この作品は、写真集というよりも松田優作の生きてきた証そのもののような気がします。映画人としての優作、シンガーとしての優作、そして父親としての優作。我々古くからのファンにはたまらない作品であるには違いないのですが、今までの様々な書籍とは一線を画した作品で、少し、松田優作が自分たちの近くに来たような感覚がありました。作者の文章自体は非常に少なく、もっと多くてもいい感じもありますが、彼でなくては知りえないエピソードがほとんどで、新しい松田優作を知ることが出来ました。写真については何もいうことはありません。どの写真を見てもすばらしい写真です。いままでファンなら目にした事のある写真がかなり多いですが、この方の写真だったのかと逆にうれしくなってきます。プライベートの写真はある意味驚きです。松田優作本人が語りかけているようでした。コアなファンから最近のファンまで充分満足間違い無しです。