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松田優作と七人の作家たち《『探偵物語』のミステリ》
 
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松田優作と七人の作家たち《『探偵物語』のミステリ》 [単行本(ソフトカバー)]

李 建志
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,310 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

あの人気テレビドラマ『探偵物語』の魅力の真相に迫る。個性豊かな脚本から生まれた名セリフの意味が、1979〜80年(昭和54〜55)という時代を読み解くことで見えてくる。全27話の中で、松田優作が語りかけようとしたものは何か―そのミステリを解き明かそうと試みた一冊。

内容(「BOOK」データベースより)

個性豊かな脚本から生まれた『探偵物語』の中で、松田優作が語りかけようとしたものは何か―全27話に凝縮された1979~80年という時代の貌を読み解き、魅力の真相に迫る。

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 272ページ
  • 出版社: 弦書房 (2011/2/11)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4863290551
  • ISBN-13: 978-4863290556
  • 発売日: 2011/2/11
  • 商品の寸法: 19 x 13.2 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 42,473位 (本のベストセラーを見る)
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
 ご存じクドーちゃんの絵が描いてある本書、軽い気持ちで読もうかと思ったら、びっくりでした。内容の濃いこと。クドーちゃんが最後に死んだのか、そしてどうして死ななきゃいけなかったのか、ずっと疑問に思っていましたが、この本で納得しました。全体的な構成でいうと、1〜2章の佐治乾、丸山昇一を語るところで、このドラマの基本的な骨格が述べられ、3〜4章の那須真智子、柏原寛司のところで、このドラマのオルタナティブがどう発展したのかが書かれている。そして、重要なのはここからだ。5〜7章の内田栄一、宮田雪、小鷹信光の読み込みで、松田優作=工藤俊作にとっての「探偵物語」を考える上でキーとなる概念がたたみ込むように論じられ、その際に提出された<ミステリ>が最終章の「松田優作=工藤俊作の身体」で一気に解読されていくというものだ。松田優作ファンならずとも、テレビ論やミステリ評論として、あるいは70年代論・80年代論としても読める、とても楽しくも勉強になるものです。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
「大都会」「探偵物語」「大激闘マッドポリス'80」「大追跡」「プロハンター」、
昭和52〜56年あたりまでの日本テレビ火曜夜9時のTV映画アクションシリーズを
近年はCS放送で再見できる機会も増えた。いわゆる太陽にほえろ!の道徳的な青春劇
路線とは正反対、情にとらわれずに刑事達がハードアクションで追いつめる活躍を主軸
に描いた作品内容が特徴である。これらは本放送から30年経った今でもファンを多く
もつ傑作シリーズ。初期の火曜サスペンス劇場にも作風は受け継がれていった。
この一連のシリーズは製作スタッフもほぼ同じで、監督や脚本家陣も後続番組にスライド
させていく登板形式をとっていた。
その中でも異色さを放っていたのが「探偵物語」。“人間、冗談か本気かわかんねえとこ
で生きてる?”みたいな台詞を言う回の工藤俊作がたまらなく好き。まさに、その台詞の
とおりのドラマが探偵物語。工藤俊作の生き様。全27話に込められた松田優作の男魂を、
未だにDVDで見返しても感じる。素敵なドラマだ。最終回は死してなおの工藤ちゃんの
幽霊?は視聴者それぞれの思うがまま。 今回こういう読解本は探偵物語ファンからみ
れば嬉しい。これまで松田優作の人物像に焦点をあてた著書は出回っていたものの、本作品
自体に迫った書籍はこれが唯一である。去年「映画時代」という雑誌で探偵物語の30周年
目にあたり制作プロデューサーが撮影等を振り返っていたが、それと合わせて探偵物語への
愛を感じた一冊である!!
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3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
松田優作の「探偵物語」を各脚本家に沿って読み込んだファン必読の本です。かつて切通理作氏の「怪獣使いと少年」という本を読んだことがあるが、それも重要な四人の脚本家に沿ってウルトラマンを読み解く試みでした。本書はその手法をいい意味で継承してます。そうか、作家によって描き方が違うんだなぁって感心しますし、なにより原案者の小鷹信光論が秀逸です。小鷹さんはすごい作家だと思うんですが、いままできちんとした評論はなかったですから‥。そしてなによりも最終章の松田優作論には説得されました。韓国系の家に生まれた彼の蹉跌をその軌跡から読むのは必要不可欠な作業だと思います。そしてあれだけたくさんのマイノリティを取り上げた「探偵物語」でなぜ在日朝鮮人が描かれなかったのかという謎解きは、ミステリーを読んでいるような感覚さえあたえてくれました。研究者として活躍している著者の新しいドラマ論として、多くのひとに読んでもらいたい一冊です。
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