この本のメインは、第一作のテレビシリーズです。かって出ていた設定画を集めた類いの本ではなく、どこで集めたのか、実際に使用されたセル画や背景、美術ボードなどで構成されています。値段が高いように思われるかもしれませんが、昔ならハードカバーの装丁で出版されたクラスの本で、厚手の紙を使用した上に、全体のうち128ページはカラーですから、この手の本としては、決して高価とはいえないと思います。とにかく変わっているのは、何度も書いちゃいますけど、設定や原・動画ではなく、セル画、背景がメインだということですね。撮影フレームのことなどにも細かく触れられていて、視点が面白いです。過去に出版されていた設定資料集とはかぶるところも少ないので、好きな人は手に入れておいて損はないのではないでしょうか。
加藤直之さんのインタヴューも、面白いですし、巻末にある松本先生から西崎さんへの謝意は、ファンの一人として、胸をなで下ろす感があります。
コレクションブックとしては良い本だと思います。