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松本清張傑作短篇コレクション〈中〉 (文春文庫)
 
 

松本清張傑作短篇コレクション〈中〉 (文春文庫) [文庫]

松本 清張 , 宮部 みゆき
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 740 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

宮部みゆきの清張短篇コレクション中巻。「遠くからの声」「巻頭句の女」「書道教授」「式場の微笑」など、悪女を描けば筆が冴えわたった清張が短篇小説で見せた“淋しい女たち”の数々。そして、夢破れ、己の居場所を失った“不機嫌な男たち”を登場させた名作群「共犯者」「カルネアデスの舟板」「空白の意匠」「山」を収録した。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

松本 清張
1909年福岡県企救郡板櫃村(現・北九州市)に生れる。53年「或る『小倉日記』伝」で第28回芥川賞を受賞。56年、朝日新聞社広告部を退職し、作家生活に入る。67年吉川英治文学賞、70年菊池寛賞、90年朝日賞受賞。92年死去

宮部 みゆき
1960年生れ、東京・深川育ち。「我らが隣人の犯罪」でオール読物推理小説新人賞を受賞。「魔術はささやく」で日本推理サスペンス大賞、「龍は眠る」で日本推理作家協会賞、「本所深川ふしぎ草紙」で吉川英治文学新人賞、「火車」で山本周五郎賞、「蒲生邸事件」で日本SF大賞を受賞。「理由」で第120回直木賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 506ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2004/11)
  • ISBN-10: 4167106957
  • ISBN-13: 978-4167106959
  • 発売日: 2004/11
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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22 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
 シリーズ中巻の本書は二章、八つの中・短篇で構成されています。
 まず、第五章【淋しい女たちの肖像】では宮部みゆきさんの前口上に続いて、「遠くからの声」「巻頭句の女」「書道教授」「式場の微笑」を、それと対になる第六章【不機嫌な男たちの肖像】では同じく宮部さんの前口上の後に、「共犯者」「カルネアデスの舟板」「空白の意匠」「山」を収めています。清張の数ある中・短篇のなかから、宮部さんの心に残る「女」と「男」のキャラが出てくる作品を持ってきた中巻であると、そんな風に言えるでしょうか。

 収録された清張作品について記した宮部さんの文章のなかでも、言い得て妙だなあと強く頷かされたのは次の文章でした。
 << 清張さんの作品では、この「窮地への追い込まれ方」が身体に食い込んでくるほどリアルなので、世の多くの男性諸氏は読むたびに震え上がることでしょう。>>(p.276)
 その「窮地への追い込まれ方」というのはまた、秘密を抱えた主人公が自ら招くような形で暗い穴の中に落ちてゆく、そう言ってもいいかと思います。
 悪事を犯した人間がその重みを支えきれず、転落していく過程で墓穴を掘ってしまう。様々な不安や疑惑が心の中に掻き立てられ、もがくうちに首にかかった紐の輪が狭まっていく。そうした主人公の心理の揺れを描きながら徐々にサスペンスの雰囲気を高めていく話の展開が実に巧いんですよね。

 それから本シリーズを通して、昭和32年に発表された短篇が多く収録されていることも興味深いなあと。傑作が次々と発表された昭和32年は、作家の創作意欲と技量がひとつの頂点に達した時期ではなかったでしょうか。ちなみにこの年から翌年にかけて、世評高い『点と線』が執筆されています。

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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
不幸な男と女 2008/1/23
By 美花絵留 VINE™ メンバー
形式:文庫
不機嫌な女、男をテーマに納められた8篇の小説。宮部氏によって選ばれた「昭和」ぷんぷんの作品群です。
松本清張のうまさは、どんな事件も起承転結がきっちりとしていて、登場人物の行動に不自然さが微塵もないところでしょう。
そしてだれに「語らせるか」。計算されつくした構成には舌を巻きます。
「書道教授」「空白の意匠」「山」が特によかった。
たまたま「中」から読み始めたのですが、「上」「下」も読んでみようと思います。
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下層が主役 2012/5/4
形式:文庫
目立たずとも下積みを重ね苦労し努力をしている人々や、貧しく質素な生活を送る人々、格差の下層で苦しむ人々が、清張先生によって皆、主役になれます。
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