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松井石根と南京事件の真実 (文春新書)
 
 

松井石根と南京事件の真実 (文春新書) [単行本]

早坂 隆
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

南京事件の罪を問われ東京裁判で処刑された松井石根を、中国人は今も「日本のヒットラー」と呼ぶ。著者はこの悲運の将軍の生涯を追いながら、いまだ昭和史のタブーとされる事件全貌の解明に挑む。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

早坂 隆
昭和48(1973)年、愛知県出身。ルポライター。『昭和十七年の夏 幻の甲子園―戦時下の球児たち』(文藝春秋)で「第21回ミズノスポーツライター賞最優秀賞」及び「第2回サムライジャパン野球文学賞ベストナイン賞」を受賞。日本文藝家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 318ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2011/07)
  • ISBN-10: 4166608177
  • ISBN-13: 978-4166608171
  • 発売日: 2011/07
  • 商品の寸法: 17.4 x 11 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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最も参考になったカスタマーレビュー
23 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Bertie
 南京事件に関する議論はこれまでに多くなされてきたが、「松井石根の目を通じての南京戦」という切り口は非常に斬新だった。
 著者は多くの資料や証言から、南京戦の全貌を明らかにしようと試みる。

 総じて言えば、中国側が一方的に言うような「大虐殺」を否定する内容だが、その筆はいたって冷静で客観的である。南京戦についても、著者は「松井に何の責任もない」とは記していない。

 しかし、その上で、著者は「日中友好論者」であった松井の本意を理解しようとし、そして「東京裁判史観」に関して強烈に異論を唱えている。

 今後の南京論争において、必読の書となることは間違いないであろう。
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By vatmideo トップ500レビュアー
南京攻略を中心とした松井石根大将の伝記です。最初は年表を追うような内容で少し退屈でしたが、途中からは日本と中国の関係を、将軍の人柄と理想をからめてわかりやすく伝えてくれます。
「大東亜戦争の核とは、実は日中戦争なのである。」
との見解にはハッとさせられ、将軍の生涯を追いながら、そのことを見事に示してくれます。欧米には寛容、日本には辛辣。その過程がよく見えてきます。
また東京裁判の問題点も端的にかつ具体的にまとめられています。
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5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
Amazonが確認した購入
 中学時代のある教師が「日本人は侵略戦争をやった。何十万人もの人たちを殺してきた。これを南京大虐殺というのだ。日本人は駄目な民族だ」と授業で言っていたのを思い出します。本書ではそんなデタラメな知識を粉砕し、鬼畜のような見方をされているA級戦犯、松井石根の印象をひっくり返すような真相が書かれています。
 決して難解な内容ではありませんが、本書を読む前に日中の近代史に関する本を読んでおいたほうが理解によいと思います。
 松井の出自についての発見ですが、祖先の松井信薫は現在の浜松市天竜区の領土をもらい、磐田市(旧豊岡村)に寺も開山したとのこと。私は静岡県西部の在住ですが、このようなことは全く聞いたことがありませんでした。A(B,C)級戦犯の縁(ゆかり)の地であることを忌避していたことが想像できます。浜松市の戦国武将、徳川家康はもてはやされるのに、支那事変で理不尽な攻撃を次々と仕掛けてきた蒋介石を討つべく国際法を重んじ戦った松井については、地域として立てないとは残念な限りです。
 南京戦ですが、退却を命ずることなく勝手に逃走した国民党軍の司令官、捕虜になろうとする者の危うさなどについて、義務教育の課程や日常のテレビ番組でふれるべきだと思わずにはいられません。
 「人間はいずれ誰もが死ぬもの」として読んでほしいのが、東京裁判をとおした松井らA級戦犯7人と教誨師、花山信勝との問答です。これから死んでいこうとする者への花山の言葉を読んでいると決して陰鬱なわけではない、死の何かについて考えさせられました。

 
追記  「A級戦犯の縁(ゆかり)の地であることを〜」と当初、レビューしましたが松井が有罪とされたのは訴因第55のみです。A級戦犯容疑者として起訴されたが、BC級戦犯として絞首刑になったのです(本書280ページ)。私も勘違いしていました。

 
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