今から40年ほど前、近所のバス停近くに貼られていて、強く印象に残った映画のポスターがある。当時の私はごく簡単な漢字しか読めなかったため、その絵柄だけが心に刻まれることとなる。しかし、本書のポスターギャラリーによって、その映画のタイトルが判明したのである。ちなみにそれは『徳川女刑罰史』。当時はポルノ映画のポスターが、子供の目に触れる所でも結構貼られていたのだが、『徳川女刑罰史』のポスターだけはなぜか鮮明に記憶に残ったのである。私の体質が日活よりも東映ポルノ指向だからかもしれない。
このポスターギャラリーを見ているだけで、どの作品も見たくなってくるが、本書発売当時はそれもままならなかったのである。私が成人した後は、ポルノといえば日活ばかりだったせいもあり、その欲求不満の度合いは高まるばかりだったのだが、最近はこれらの作品が立て続けに DVD 化され、うれしい限りである。DVD 購入の参考や、より深い作品堪能の一助として、本書は十分に役立つはずである。