去る2006年5月7日に逝去された曽我町子サンの御冥福の祈りとしては短く月並みですが、以下の文に変えて弔辞として述べさせてもらいます。本書のみならず、多くの特撮ファンに馴染みの深い曽我町子サン。本書に示された「へドリアン女王」のみならず、悪と名義されながらも暗さや重苦しさの感じられない愛嬌たっぷりの明るさは、勝手な思い込みとステレオ・タイプな先入感で語るのは良くありませんが、曽我サン自身が絵画の勉強に行かれた「人生に楽しむ」イタリアの風土と価値観が御自身のライフ・スタイルに醸し出されたのではないでしょうか(サインの色紙にその形跡が見られます)。言うまでも無く、曽我さん自身も悩みや病魔と戦っていたにもかかわらず、最後の最後までサービス精神旺盛な「エンター・テイナー」であり続け、そして全うされた曽我町子サン。計らずも遺作となったPS2用ソフト「宇宙刑事魂」に封入された歌唱は「宇宙一のヨイトマケの唄」となりました。貴女のような女優さんが出てくる可能性は限りなく少ないように、「一世一代のエンター・テイナー」として召され行く曽我町子サン。評価は曽我サンの功績に変えさせてもらいました。拙文ながら以上の文に変えて、弔辞とさせてもらいます。敬具。