あの日から、容赦なく時間は流れていく中、ここ被災地でもがれきが片付き、仮設住宅での生活が落ち着き、あの頃の地獄のような毎日が少しだけ遠い日になりつつあります。
私は岩手の沿岸で被災し、義父母弟、愛犬、自宅、会社をなくしました。主人と最愛の二人の子供と、自分の命が助かっただけでもありがたい。
自衛隊のみなさんには本当に助けられました。
義父母を捜索していただいていた際、震災から1週間の黙とうの瞬間に当たりました。
気が付くと、周辺にいた自衛隊員をはじめいろいろな所属の救援隊の方々が整列し、サイレンに合わせて一斉に黙とう。
私も主人と二人、黙とうをし、終わった後大泣きしてしまいました。
すると、近くにいた自衛隊の方の目に涙が。。
こんなに真剣に捜索してくれていたんだ。と、驚くと同時に、ある程度感情を無くさないとしんどくて持たないのではないか?と、救助の方々のことが急に心配になりました。
この本は、あの時の心からの救助活動を思い出させてくれます。
あの恐怖は忘れたいけど、人の心のありがたさを忘れないために購入し、この先も時々開いて読もうと思っています。