震災後ほぼ1カ月経過した時期に識者によって書かれた様々な論考を集めたもの。
時期が時期だけに、多くの著者が未曾有の大災害を前に見えない不安感に覆われていた当時の緊迫感が伝わってくる。
とはいえ、5カ月経過した今も人々の不安感が落ち着いてきたのみで、復興への青写真は何も描かれてはいないに等しい。そう言う意味では、本書の様々な提言は現時点でも検討に値するものが多い。
いろいろな意見がある中で、本書で共通するキーワードは、宇沢弘文教授の「社会的共通資本としてのコミュニティ」である。
復興は中央で作るのではない。
もっと、地域の声に耳を傾けたい。