ひと通り読みましたが、とにかく情報量が膨大です。
内容は、幻想郷の新三大勢力の対談を中心に、関連キャラクターの解説に加えて、幻想郷の新聞記事も掲載されています。
新三大勢力の対談とは、東方風神録以降に新たに現れた、
『神道』勢力から八坂神奈子、『仏教』勢力から聖白蓮、『道教』勢力から豊聡耳神子、の三人が集まり、
司会として霧雨魔理沙、書記として稗田阿求が加わり、幻想郷の様々なテーマについて語り合います。(もちろんお酒を交えて)
残念ながら地霊殿の方々は対談には参加しませんが、しっかりと対談内で話題になります。
今回の対談に参加出来ない“理由”もそこで語られます。
その対談のテーマは全六部あり、各部間に、対談内容に関係するキャラクター達の解説が挿入されています。
解説形式は【
東方求聞史紀】と同じです。(ただし種族別には分けられていません)
対談の第六部内とそれ以降のページにはおなじみ射命丸文の『文々。新聞』と、
初公開となる姫海棠はたての『花果子念報』の記事が多数掲載されます。
これらが本書の内容です。長々と書きましたが、それだけ膨大な情報量なのです。
東方Projectについてのある程度の予備知識があった方が本書を楽しめるとは思いますが、
それでも対談の内容はそれなりに難解で奥深く、一度読んだだけではなかなか理解できない箇所もあります。
ただ、それだけ各テーマについてかなり掘り下げて語られているので、読み応えは抜群です。
各キャラクター解説は、それぞれのキャラクターについての理解をより深められますし、
『文々。新聞』と『花果子念報』の記事は言わずもがなおもしろいです。
表紙絵や挿絵もすばらしいです。これだけでも買う価値はあります。
大満足の内容ですが、ひとつだけ難点を挙げるなら、細かい誤字脱字や、文章のフォント・改行のミス等が散見される事です。
ただし不満に思うほど気になるものではありません。第ニ刷以降修正されている事に期待します。
むしろこれだけの膨大な情報をよくまとめたものだなと思います。何度か発売延期されたのにも納得がいきます。
東方Projectのファンなら必須のバイブルになること間違いなしです。買って損はありません。
内容は☆5つに相当しますが、上記の難点を踏まえて☆4つにさせていただきます。
あ、それと、他の東方Project関連書籍にも言える事ですが、原作ゲームをプレイする上では全く必要ではない内容です。
あくまでも“ファンなら必見”です。幻想郷の今昔・未来について深く知りたいという貴方にオススメ。