サブタイトルを一新し、三妖精の住処を博麗神社に移しての新三月精は、相変わらず何気ない日常のその連続。ほんわか、のんびり、好奇心だけで生きている−−そこにいるのが、"在る"のが当たり前な空気のようにのびのびと自由に。三妖精達はある意味、最も幻想郷を謳歌している存在なのかもしれませんねぇ。
そんな起伏の少ない物語運びながら、博麗神社の当たり前にそこらにある不思議なことや、命蓮寺の人気に押されている博麗神社の苦境ぶり、魔理沙の博麗神社への入り浸りぶりと(無駄な)博識ぶりが分かったりと、興味は尽きず読んでいて先を知りたくなること夥しいです。
これが博麗神社の日常、これが幻想郷というものかとそう自然に納得出来る新三月精、大変楽しく読めました。比良坂先生はしかし、本当に三妖精が好きなんですねぇ……。どのコマからも、その溢れんばかりの想いがひしひしと感じられました−−だからこそ、我々読者も読んでいて面白く感じられるのでしょうね。次巻もまた、三妖精の楽しい物語を期待しています。