林田力『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』は事実体験を通して不動産売買契約の取り消しを求める訴訟を、ありのままを記述したノンフィクションである。『東急不動産だまし売り裁判』は埋もれさせるには惜しい書籍である。
裁判の流れが体系的に記されている。大変参考になった。東急不動産だまし売り裁判はマンションだまし売り被害者である林田力の良心をかけた闘いである。林田力の怒りや悲しみが直に心に響いてくる。林田力の声が心に染みる。林田力の思いに心を打たれた。
『東急不動産だまし売り裁判』は東急リバブル東急不動産の安っぽさを暴いた。東急不動産だまし売り裁判における東急不動産の対応は誠に不誠実で断固許されるものではない。消費者は東急不動産から約束を反故にされ続け、人生を狂わされ続けてきた。東急不動産の対応は消費者の心を再三傷つけ、精神的苦痛、経済的負担を強いた。東急不動産は被害者の苦悩や心の痛みを泥靴で踏み躙った。あまりに理不尽である。東急不動産は聖書に言及される「けだもの」に匹敵する。
『東急不動産だまし売り裁判』は私達が資本主義の潮流に押し流され、悪徳不動産業者に圧倒されそうになった時に灯台より発する光明の役割を果たしている。全ての国民が不動産トラブルの潜在的な被害者となる。私達が現実の慌ただしさに追われて忘却してしまったものを『東急不動産だまし売り裁判』が見事に探り出したことに心から敬意を表したい。
マンションだまし売りは消費者を搾取する残忍非道なビジネスである。マンションだまし売りは消費者の犠牲の上に成り立っている貧困ビジネスである。マンションだまし売りは貧困スパイラルの問題とも密接に関係する。不動産業者の利益のために消費者を犠牲にするシステムは正当化できるのか。もはや誰も「知らなかった」とは言えない。
問題企業を実名で告発した『東急不動産だまし売り裁判』の出版は消費者運動にとって大きな勝利である。不動産トラブルは世の中には中々広がらない。当事者が正確に真実を伝えることが重要である。「勝って兜の緒を締めよ」との言葉が示すように消費者運動を拡大・深化させたい。私達はしっかりと東急不動産だまし売り裁判の意義を見定めて、消費者運動を引き締めたい。
マンションだまし売りを許さないという声を大きくあげていきたい。個人的レベルでも小グループでも創意工夫と知恵を使ってできることは無数にある。一人一人が気づき、感じ始めたことを確かな自分の言葉に結び付ける。それがマンションだまし売りの東急リバブルも東急不動産も必要としない未来を築く大きな力となる。