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東宝見聞録―1960年代の映画撮影現場
 
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東宝見聞録―1960年代の映画撮影現場 [単行本]

磯野 理
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,310 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

『傷だらけの天使』『天平の甍』のプロデューサーが語る、映画全盛期から動乱期にかけてのスタジオ風景。成瀬巳喜男、内田吐夢、市川崑、岡本喜八、古澤憲吾……、1960年代を東宝撮影所ですごした著者が明かす名匠・巨匠たちの撮影秘話。

クレージーキャッツ映画の映画以上にハチャメチャだった撮影現場、成瀬巳喜男の『乱れ雲』や内田吐夢の『真剣勝負』はどのように作られたのかなど、知られざる裏話が満載。邦画ファン必読!

内容(「BOOK」データベースより)

寝ても覚めても映画、酔っても醒めても映画。人生に必要なことはすべて映画製作現場で学んだ。成瀬巳喜男、内田吐夢、市川崑、岡本喜八、古澤憲吾…今明かされる名匠・巨匠たちの撮影秘話。

登録情報

  • 単行本: 344ページ
  • 出版社: アスペクト (2011/10/20)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4757219911
  • ISBN-13: 978-4757219915
  • 発売日: 2011/10/20
  • 商品の寸法: 19.3 x 13.2 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 577,033位 (本のベストセラーを見る)
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 著作者の名前を失礼なことですがこの本を手にするまで全く知りませんでした。大学在学中にアルバイトで東宝に入社後、編集、助監督を経て関連会社へ出向後、制作者として数々のCMや「クレクレタコラ」「傷だらけの天使」などちょっとカルトなテレビドラマを手がけていたりする方で、まずは私自身の不明を恥じ入るばかりです。
 「1960年代の映画撮影現場」と副題にあります。映画全盛期から急速に坂道を転がり落ちるように業績が悪化していく時代のことが赤裸々に描かれています。合理化され、会社システムが完成してしまった現在から見ると、当時の映画会社が如何にずさんな経営をしていたか、これでは倒産したりするのも仕方がないな、と思われるだけかもしれませんが、逆にそうした無駄やゆとりの中から不朽の名作も生まれていたわけで、映画産業が一筋縄ではいかないことを痛感する次第です。
 で、実に興味深い本なんですけど、終わり方が実に唐突でちょっと突き放された感じがあります。著者略歴の最後に「2011年9月 大腸がんにて逝去 享年72」とあります。本の発行が2011年10月。本文中に2011年に起きた事象が記されていることを見るとどうやら病床にて書かれていたのではないか?と想像できます。想像、というのもこの本には「前書き」「後書き」も「解説」も一切なく、その当たりの事情は一切不明なのです。
 興味深い本なのですが、その点の不親切さがちょっとマイナスです。実に惜しい、
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By Gori トップ500レビュアー VINE™ メンバー
本書は、没落期の映画産業、爛熟期に向かい始めたテレビ産業、その時代と内実の一部を切り取るノンフィクション。
著者は1960年(昭和35年)日大芸術学部の3年生のまま、通年アルバイト採用という不安定な身分で東宝に潜り込み
世田谷区砧にあるスタジオ(東宝スタジオ)で、編集助手として働き始めた。
著者は、映画が好きで映画さん魚に残り、助監督、プロデューサーとして、勤め上げるが、
この混乱期には、テレビに潜り込むこともできたはずである。
ましてや著者の実家は財閥解体で大きな被害を受けたというくらいだから、当時は実力者の御曹司なのである。

しかし、映画にいた著者は下請けプロダクションのプロデューサーとして、テレビ局のプロデューサーに
威張り散らされながら、テレビ映画を創る。それが萩原健一と水谷豊の探偵コンビが活躍する
『傷だらけの天使』(1974年10月5日から1975年3月29日まで、毎週土曜日22:00 - 22:55に日本テレビ系)
である。全26話だったそうだが、半年しかやらなかったのかとの思いは強い。もっと強烈な印象があるからだ。

監督は恩地日出夫、深作欣二、神代辰巳、工藤栄一ら実力派が担当、
メインライターは当時新進気鋭の市川森一が担当。この中で「俺がやってた感」を、
今も一番強く打ち出すのは、市川森一さんである。
重要なスタッフとしては
プロデューサー:清水欣也(日本テレビ)、工藤英博(渡辺企画)、磯野理(東宝企画)
音楽:大野克夫、井上堯之
撮影:木村大作
があげられる。このなかの磯野理(東宝企画)さんが本書の著者である。

オープニング映像 (タイトルバック)は、恩地日出夫監督が演出。皮ジャンを着て、ヘッドフォンを付け、
水中眼鏡を付けた修(萩原健一)が眠りから目を覚まし、冷蔵庫の扉を開き、新聞紙をナプキン代わりに首から下げ、
トマト、コンビーフ、ナビスコリッツ、魚肉ソーセージに次々とかぶりつき、口で栓を開けた牛乳で喉に流し込む。
コレが作品のヒットを気前たと行っても良い素晴らしいオープニングである。

本書の登場人物のひとりと私も深い関わりを持っていた。
私はテレビ産業の爛熟期明けから衰退期、映画の冬眠期を生きたのであるが、
だからテレビには映画のことを「本編」と呼ぶスタッフが大勢集まっていた。
僕はこの本来なら「本編」をやっている照明マンや音声マンや編集マンから、
鍛えられたのであるが、そのなかのひとりが「ショウさん」であった。
ショウさんの奢りで新宿で呑んだくれて、その日はショウさんの家に泊まり
次の日はショウさんの子供を区民プールに連れてゆく役目を仰せつかり、
わたしはその日意地の悪いチーフADに命じられたどうでもいい仕事をサボったのである。
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