内容紹介
講道館の門下生を夜ごと襲う「梟」と名乗る男は「唐手(トゥディー)」の使い手であった。西郷四郎は武田惣角から沖縄での唐手の体験談を聞く――そして、第2回警視庁武術試合には唐手勢力が乗り込んでくる!柔道、空手道、合気道――すべてにつながる格闘シーンの数々。強い、皆強い信じられぬほど強い。漢たちは何度も立ち上がる。己が奮い立つ、後にも先にもこれしかないという傑作。
著者について
1951年神奈川県生まれ。77年、SF文芸誌『奇想天外』にて「カエルの死」でデビュー。89年「上弦の月を喰べる獅子」で10回日本SF大賞、98年「神々の山嶺」で第11回柴田錬三郎賞、2011年「大江戸釣客伝」で第39回泉鏡花文学賞と第5回舟橋聖一文学賞を受賞。「餓狼伝」「魔獣狩り」「キマイラ」「陰陽師」シリーズなどで人気を博す。趣味である格闘技、釣り、写真に関連した著作も数多い。