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東大生の論理― 「理性」をめぐる教室
 
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東大生の論理― 「理性」をめぐる教室 [新書]

高橋 昌一郎
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 756 通常配送無料 詳細
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東大生の論理― 「理性」をめぐる教室 + 知性の限界――不可測性・不確実性・不可知性 (講談社現代新書)
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商品の説明

内容説明

東大生は理詰めで、知的で、クールなの? 東大の論理学講義で行った対話をもとにして、その発想、論法、倫理にふれる。理性の完全性を考えなおす哲学エッセイ。

内容(「BOOK」データベースより)

知的で、理詰めで、クール。論理的だけど頭でっかち。私たちがイメージする東大生は、教室でどのように反応しているのだろうか?本書では、アメリカ帰りの「アウトサイダー」教授が、東大の「論理学」の講義で行った「理性」をめぐる多彩なディスカッションをもとに、東大生の志向性を考察する。同時に、社会的ジレンマや神秘といったテツガク的な議論、東大特有の「進振り」や「シケタイ」、東大生の恋愛相談やブログなどにもふれる楽しい一冊。

登録情報

  • 新書: 205ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (2010/12/8)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4480065822
  • ISBN-13: 978-4480065827
  • 発売日: 2010/12/8
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
 一気に読了しました。「理性の限界」「知性の限界」での登場人物である、学生Aたちより、さらにリアルに鋭い東大生が登場して、その知性を爆発させます(まあ、別に東大生じゃなくてもいいわけだけど)。そもそも「記号論理学」の講義であるはずなのに、話は、囚人のジレンマからナッシュ均衡へ、ベンサムの功利主義からロールズへ、恋愛の論理学的解析から車寅次郎へ、哲学ディベートからモダス・トレンスへ(逆じゃないよ)、と縦横無尽に学生と掛け合いをしながら考えつくす、まさにアメリカ仕込の講義スタイルのライブのようです。
 
 サンデルが安田講堂に来て講義をしたとき、「東大の入学を金で買えるか」というテーマを功利主義を主張する学生に「君なら賛成だろう」とふったところ、その学生が「いいえ功利主義的にも反対です、なぜなら社会全体の効用を低下させるからだ!」と絶妙な反撃をして、一瞬予想もしていなかったサンデルが虚をつかれて絶句する(ハーバードの学生にはありえない発想なのだ)という、それこそ白熱した議論をしていたの彷彿とさせます。

あー、もう一度学生をやりたくなってきたな。
このレビューは参考になりましたか?
8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
出版されたばかりの書籍に対して言うのもどうかとは思うが、
本書は著者のその他の書物、特に哲学ディベート―“倫理”を“論理”する (NHKブックス)、と理性の限界――不可能性・不確定性・不完全性 (講談社現代新書)を読んだ後で手に取った方が良いかもしれない。
前者である程度、倫理的な問題についての思考訓練した後だと、著者の東大での講義に対する東大生の反応についてより多く感じることがあるだろう。
後者は東大での講義のテキストに指定されていた本であり、この本から受ける知的興奮はものすごい。
できれば両方を読んで、高橋昌一郎ワールドの雰囲気にどっぷり浸かった人間が読んだ方が得られるものが大きいと思う。

本書単独でも、もちろん東大で著者の講義を一年受けたような雰囲気が味わえる素敵な本である。単に教官視点だけでなく、学生視点からの記述もあり、東大という世界、あるいは東大生の世界について丁寧に描こうとする姿勢が随所に感じられる。
ただ難を言えば…東大生の論理とは、結局は「頭の良い人の論理」であり「学習意欲が高い人の論理」でしかないのかな?という気がする。
著者も最後に触れているのだが、「東大生の論理」というのは一種の志向性であり、どこの大学にもそのような発想の持ち主がいるはずだ。
これが「京大生」相手の講義だとどう違うのか?あるいは私大文系の最高峰レベルの生徒を相手にした授業ならどう違うのか?
仮にも「東大生の論理」というタイトルをつけるならば、もう少しそのあたりを突っ込んで分析してみても良かったのかもしれない。
著者の講義は理系の一年生を相手にした一年間の講義である以上、無理を言うつもりは無いが、
「東大」という場で四年間過ごすことで、どのような思考法発想法が身につき磨き上げられていくのか?
そんな内容も読んでみたかった気がする。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Beaver
形式:新書
 東京大学教養学部において1年生向けの論理学の講義を非常勤講師として担当した教官が、その講義を受講した東大生たちが知的刺激に対してどのような反応を示したかを記した観察録です。「東大」あるいは「東大生」をテーマにした文献は山ほどありますが、本書ほど教官と学生のアカデミックな意味での交流を生き生きと描いているものはこれまでなかったように思われます。

 世間では「ゆとり世代」だの「東大入試も昔に比べれば易化した」だの言われることも多いですが、本書に登場する学生たちの教養の深さや発想の豊かさを見ると、最近の東大生も相当な水準を保っていることが分かります。今年話題になった「ハーバード白熱教室」の東大版(描写の手法は全く異なるので本書自体で論理学を学べるわけではありませんが)の雰囲気を味わうこともできるものと思います。
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