この本から、東大生ならではの勉強法というものは見つけられませんでした。
「ノートをきれいにとる人もいれば、汚くとる人もいる」
「一冊の参考書を繰り返しやる人もいれば、いろんな本に手を出す人もいる」
「重要だと思うところにアンダーラインを引く人もいれば、引かない人もいる」
と言った"一般に広く知られた勉強法"の羅列に終始してしまっています。
こういった情報には何の価値もありませんし、この羅列をもって「方法論」と呼ぶのは
いかがなものかと思います。
また、個人的な体験に基づいた勉強方法を紹介してるので
中には、「テレビを見ながら記憶する」だの「寝ながら記憶する」だの
一般の受験生にとっては害になりうる勉強法も紹介されています。
東大合格者のうちどれだけの人がそういった勉強法を実行したのかという話は
一切でてこないので、参考にしようがありません。
さらに問題点を挙げると、本書にはいくつかの写真が掲載されているのですが
白黒で写真が小さい上に画質が悪いので、正直言ってよく見えません。
「現役東大生約8000人が登録する「東大家庭教師友の会」が取材した」とありますが
東大生登録者の多さがまったく生かされてません。 サンプル数が少なすぎます。
「東大」とつければ売れるだろうという安易な編集方針が見え隠れする本です。
勉強法を紹介した本は多数出ているので、「大人」が書いた本を読まれることをお勧めします。