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東北を歩く―小さな村の希望を旅する
 
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東北を歩く―小さな村の希望を旅する [単行本]

結城 登美雄
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

日本の食料基地・東北から食の担い手が消えつつある。過疎化・高齢化が進み、いまや「限界集落」と呼ばれる村まで。著者は東北のそんな村や町を15年にわたって訪れ歩き、そこに暮らす人々と語り合ってきた。そこには、こんな時代にあっても、あせらず急がず、ふんばって生きる人々の姿があった。そのゆらがない生き方の中にこそ、これからの生きる希望と地域再生のカギがある。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

結城 登美雄
1945年旧満州(現・中国東北部)生まれ。フリーライター、民俗研究家。山形大学人文学部卒業。宮城教育大学、宮城農業実践大学校非常勤講師。仙台で広告会社経営に携わったのち、東北各地をフィールドワーク。食の担い手と地域のあり方について考察を深めている。「地元学」の提唱や「食の文化祭」などさまざまな地域づくりの活動に対し、98年「NHK東北ふるさと賞」、2005年文部科学省「芸術選奨芸術振興部門」賞受賞。現在は活動を全国に広げ、北と南、海と里の産物の物々交換や地域で農業を支える活動など、東京に頼らない地域のあり方をめざして、人と人、地域と地域を結ぼうと動き回っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 324ページ
  • 出版社: 新宿書房 (2008/08)
  • ISBN-10: 4880083909
  • ISBN-13: 978-4880083902
  • 発売日: 2008/08
  • 商品の寸法: 18.8 x 13.2 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 491,332位 (本のベストセラーを見る)
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形式:単行本
食の安全性とか食料自給率の確保とか、
毎日ニュースで聞いて心を暗くするくせに、
大半の日本人は実際に食を作り国を支える農漁村の現状には
関心を持とうとしない(私も含め)。

著者は数年にわたり東北の農漁村を歩き、
その現実の姿を静かな口調で伝えている。
大言壮語した警世の書でもなければ、
無理に明るく希望を語ろうともしない。
しかし、農漁業を支える人の大半が高齢者であり、
行政の無理解と大企業のエゴという逆風にあいながら
今や風前の灯で何とか維持されているということを
ありありと伝えている。

エコだなんだと大上段に語る前に、
目の前にある危機に眼を向けなれければ、
と深く考えさせられる良書である。
著者はこの取材の後、自らも農業を始めたというが、
その思いは一読者の私にも、浸み込むように伝わってきた。

(追記:2011年3月15日)
このたびの大震災により被害に遭われた東北の皆様に対し
お見舞い申し上げるとともに、
お亡くなりになった方のご冥福をお祈りいたします。

この本を読まれた方ならおわかりかと思いますが、
東北の、特に農業漁業に従事されてきた方々は
過去の過酷な地震・津波・飢饉・戦争を乗り越えられ、
日本の食を支えてきてくださいました。
これからは日本全体で、東北の方々を支えないといけませんね。
力を尽くしましょう!
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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
食料自給率の低さもさることながら、その内容の少ない食料の中にも危うさは溢れている。農業の中心東北を訪れてみれば従事する人々はみな高齢で中にはもう収穫されることの無い熟れきった果実が放置されていることも珍しくない、そんな日本の農業の問題点が大いに散見する一冊。他国から輸入することがコスト的にも安全的にもパワーバランス的にも難しくなっていくこれからに最も重要な自給の重要性を再確認できる一冊。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 宣長さん トップ50レビュアー
形式:単行本
 この十数年に六百カ所ほど訪ね歩いたという、東北の小さな集落の旅。世間からは過疎地、限界集落と見捨てられたようなところである。農林漁業で生きる人々の厳しい暮らしの話に耳を傾けて綴った本書。
 厳冬の「塩の道」を行く【岩手県北上山地】日本のチベットとも呼ばれるこの地には、どの家にも暖かい火が燃えていて、それを囲んで人々の穏やかな会話があった。
 戦争協力の詩作を悔いてか、【岩手県花巻市太田】自己流離の日々を送った高村光太郎の山小屋。辺りの耕地は再び荒地化する。「私たち開拓者の原点です」と述懐する人もある。
「日本の棚田百選」に選ばれた【山形県大蔵村四ケ村地区】美しい景観の陰の苦労・宿題がある。個人の意志と力だけで農業を営むには限界がある。村全体で営農を続ける手立はないか?
 春を待つ海【宮城県牡鹿半島】環境条件の変化で「海が弱っている」と言う。欲望が廃棄物となって海に流れる。ひっそりと小さな集落が肩を寄せ合い、やがて来る春を待っている。
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