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23 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
憧れを買い夢を造る,
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レビュー対象商品: 東京R不動産2 (realtokyoestate) (単行本(ソフトカバー))
映画フラッシュダンスで、主人公のアレックスが暮らしていたのは古い倉庫であった。ビフォア・サンセットでセリーヌがジェシーを招き入れたのは、築100年は経つパリのアパルトメントだった。行定勲監督の"きょうのできごと"の舞台は京都の古い木造家屋であった。
古くて安くて個性的な部屋の住人は、いつも魅力的だ。そうすり込まれて育った評者は、新築マンションのチラシより、東京R不動産の方がずっと好きだ。 定かな記憶ではないが、前作は賃貸物件が多数を占めていたと思う。社会に出て自分の自由になるお金ができて、今まで憧れてた生活を実現したいと思う人は多いだろう。東京R不動産は、その憧れの生活が、何故か倉庫の中だったり、年期の入った木造アパートだったりする人を対象にしていたと記憶している。 この本も基本路線は変わらないが、販売物件が主になり、またオフィスとしての需要も増えてるようだ。 艶を帯びた古材とまだ匂いがしそうな新材で造られた日本家屋がある。崩壊寸前の状態を買い取り少しづつ手を入れ復活させた家だ。箱庭に面した廊下には、全面ガラスで周囲が木枠の引き戸がある。夏には開けて風を迎え入れ、冬には閉めると廊下が断熱層になる構造は、エアコンが無かった頃の日本人の知恵だろう。 機能的には時代遅れな様式かも知れぬが、廊下から四季を愛でられる生活は美しい。また将来、日のあたる廊下は子供達の格好の遊び場になるのだろう。 150平米のスケルトンをワンルームにした物件がある。住人がスケルトンの状態で購入し、建築家と話しあって内装を決めた物件だ。売る側にこんな部屋を造る勇気はないだろう。買い主だからできる決断だ。 東京R不動産の住人で、賃貸または購入したままの状態で住む人は少ない。みな自分のイメージにあう物件を探し抜いて、さらに好みに合わせて仕上げている。またこのセンスがいいんだ。 やっぱり魅力的な人達だと思う。
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