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東京遺産―保存から再生・活用へ― (岩波新書)
 
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東京遺産―保存から再生・活用へ― (岩波新書) [新書]

森 まゆみ
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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東京遺産―保存から再生・活用へ― (岩波新書) + 不思議の町 根津―ひっそりした都市空間 (ちくま文庫)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

著者は,地域雑誌『谷根千』を創刊して以降,同誌の編集や著作のかたわら,東京駅,同潤会アパート,丸ビル,上野の奏楽堂など東京に残るさまざまな歴史的建造物の保存運動にかかわってきた.20年にわたるその活動を記録するとともに,再生・活用するためには,どのようにしたらよいかを提言する.文献案内・略年表を付す.

内容(「BOOK」データベースより)

著者は、地域雑誌『谷中・根津・千駄木』を創刊して以降、同誌の編集や著作のかたわら、東京駅、同潤会アパート、丸ビル、上野の奏楽堂など東京に残るさまざまな歴史的建造物の保存運動にかかわってきた。二〇年にわたるその活動を記録し、再生・活用するためには、どのようにしたらよいかを提言する。都区内の文化財(建造物)一覧等を付す。

登録情報

  • 新書: 240ページ
  • 出版社: 岩波書店 (2003/10/22)
  • ISBN-10: 4004308585
  • ISBN-13: 978-4004308584
  • 発売日: 2003/10/22
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.6 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By くま
形式:新書
東京駅が歴史的建造物だと知ったのはつい最近の事だ。最初の東京駅の印象は悪かった。悪夢のような人の波波波。加えて駅構内が迷路のようで、山手線に乗り換えるのにもう少しで迷いそうになった。悪い印象のまま数十年間乗り降りしたあとふと東京駅玄関から降りた。そうすると目の前に広がる巨大な赤レンガの建物。「こりゃ、やっぱり首都の駅だわ。歴史的な建造物だわ」と変に納得した覚えがある。

この駅の超高層ビル構想を断念させた運動があったとはこの本を読んで初めて知った。いろんな文化人が参加して「おしゃれな運動」になったらしい。このような東京遺産保存運動の成功例(上野奏楽堂、岩崎邸、上野不忍池、安田邸)、失敗例(丸ビル、谷中五重塔、富士見坂、同潤会アパート等)の経験を語りながら、東京という「地域」から草の根「遺産保存運動」のあり方を問う書になっている。私の住んでいる倉敷でも参考にすべき点が多々あると感じた。

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By kaizen #1殿堂
形式:新書
社会はいろいろな人の努力で成り立っていることが分る。
東京の遺産には、江戸時代のものが一番だが、
明治以降の遺産も大事だろう。

どちらを、どういう形で残すかは、東京人の良識が問われると思う。

パリ、ロンドン、ベルリン、ニューヨーク、北京、モスクワと肩をならべられるかどうか、
東京人の運動にかかっているかもしれない。
このレビューは参考になりましたか?
5 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By モチヅキ VINE™ メンバー
形式:新書
 高度成長期の大きな社会変容を経て、相次ぐ開発で旧来の「人間的な」町並みの多くが失われた現在、近代以降の遺産にも懐かしさを感じる傾向が現れている。それは現在の長期不況下での従来の社会のあり方への問い直しや町おこしの試みともあいまって、近代化遺産保存運動や廃墟探訪という形で現れた。それは地域住民が自分の身近にある遺産を自覚し、地域を自分の手に取り戻す運動でもあるのである。
 他方、社会史の展開に伴う「資料」概念の拡大や郷土史の拡充の結果、残されるべき資料の量が肥大化し、そもそも何を何の目的で残すのか、という資料選択の問題が表面化してもいる(P.ノラ)。後世に残されるべき「文化財」の概念が今や問い直されているのである。

 本書は、1954年東京に生まれた作家!・地域雑誌編集者である森が、1998-1999年に『世界』に連載した、東京の近代化・景観遺産保存の市民運動の記録をもとにしている。ここでは、遺産保存の効能と限界・困難、運動の戦略、町づくりとの関係などが、著者の運動体験をもとに述べられており、非常に興味深い。また、地域運動とナショナリズムとの重なりとずれが、行間からうかがえるのも、面白い。他方、本書を読みながら、現在の我々にとって、町は一種の社会的「自然」とも言えるのではないか、との思いも頭をかすめる。

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