これは情報量も多く、蒙を啓かされた思いです。
いろいろ勉強になりましたが、要点の1つに、国際法や英米法に対する無理解のために、東京裁判における弁護方策が根本的に誤っていた、ということがあげられると思います。それは、
○東京裁判は国家を裁くのではなく、個人を裁くのが目的であった。
○東京裁判で問題にしている「侵略」は、国策としての先制攻撃なのであって、支那事変については、中国の侵略であったことを主張すべきであった。
○逆に、対米英戦争については、いくら「自衛自存」のためと主張しても、武力攻撃を受けたわけではないから、国際法上の「自衛戦争」とはいえない。
ということです。
判事は戦争の当事者、検事は日本の事情をよく知らず、弁護側、被告側も国際法を理解せず、結局、裁判としては、無茶苦茶だったというわけです。