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東京物語 [DVD]
 
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東京物語 [DVD]

笠智衆, 東山千栄子, 小津安二郎 DVD
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (19件のカスタマーレビュー)
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登録情報

  • 出演: 笠智衆, 東山千栄子, 原節子, 杉村春子, 山村聡
  • 監督: 小津安二郎
  • 形式: Black & White, Dolby
  • 言語 日本語
  • 字幕: 日本語
  • リージョンコード: リージョン2 (このDVDは、他の国では再生できない可能性があります。詳細についてはこちらをご覧ください DVDの仕様。)
  • 画面サイズ: 1.33:1
  • ディスク枚数: 1
  • 販売元: 松竹
  • DVD発売日: 2005/08/27
  • 時間: 135 分
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (19件のカスタマーレビュー)
  • ASIN: B0009RQXIC
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: DVD - 41,522位 (DVDのベストセラーを見る)
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商品の説明

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   広島は尾道から、東京に住む子どもたちを訪ね歩く老夫婦。しかし、子どもたちはすでにそれぞれの生活と人生を抱えており、夫婦は邪険に扱われてしまう。親身になってくれるのは、戦死した息子の未亡人だけである。やがて夫婦は故郷に帰っていくのだが…。
   名匠として世界中の映画人に多大な影響を与え続けている、小津安二郎監督の代表作である。戦後がもたらした家族崩壊という社会問題を底辺に置きながら、人間それぞれがもつ孤独や断絶の想い、死生観などの、小津監督ならではのモチーフが、静穏なモノクロ画面から淡々と、しかし明確に醸しだされる。人間ドラマの傑作といえるだろう。老夫婦役には、笠智衆と東山千栄子。未亡人役の原節子の美しさもひときわ印象的だ。(的田也寸志)

内容(「キネマ旬報社」データベースより)

日本を代表する名監督・小津安二郎の代表作。尾道に住む老夫婦・周吉ととみは子供たちに会うために上京。しかし、子供たちはそれぞれの家庭の事情もありふたりの相手ができない。結局、戦死した次男の嫁・紀子がふたりの相手をすることになるのだが…。

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23 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
いかにも日本的な映画です。
外国だったらもっと親と子供達が徹底的に論争して話を解決するんでしょうが、この映画の人々は絶対にそんなことはしません。

総ての事は以心伝心。そして我慢です。

はるばる尾道から老いた両親が東京にやってきます。
迎える子供達も自分なりの孝行を親に尽くそうとします。
けれども子供達の孝行は総てがとんちんかんで自分本位。
しかし両親はそんな子供達に感謝します。
息子も娘も自分の家庭を持てば、やがては他人になってしまう。
老いることの悲しさと諦め。
そんなものが胸に迫ってきます。

そしていかにも日本的なのは、他人のはずの嫁の原節子だけが心からふたりをもてなしてくれた事。
小さなアパートの一室で原節子が東山千栄子の肩を揉むシーンは最高に美しい場となっています。
さらに上手いと思うのは、戦死した原節子の旦那さんの写真を画面に映さないこと。
こんな美しくも優しい奥さんを残して戦死したなんて、なんて無念だったんだろうと思わせます。
そしてその夫のイメージを観客のひとりひとりが心の中で思い描きます。
そのためどんな俳優が演じるより観客に強いインパクトを与える結果になりました。

そして原節子のみならず、三宅邦子、東山千栄子、香川京子の女優陣もひかえめで上品な女性を好演。今の女優ではこの雰囲気を出すのは絶対に無理です。
このあたりの女優達の演ずる女性は実際にはいそうもいませんが、杉村春子は唯一現実にいそうな女性役を好演しています。
図々しい嫌な女に見えますが、たんに感情をすぐ表に出してしまうだけで彼女なりに両親を愛している事が画面から伝わってきます。

むしろ長男役の山村総の役のほうが総てのことに無感動で不気味な感すら致します。
多分理想を持って医者になったのだろうが、現実とのギャップで人生を諦めた男。
この人のサイドストーリーが見たいさえと思わせてくれました。

もちろん、笠智衆の父親も最高です。
老妻に先立たれた後、ひとりで茶の間で座っているシーンが素晴しいです。
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28 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
一見,杉村春子が悪人のような,原節子が善人のような。でも,そんな単純でないところがこの作品の奥深さだと思う。母の命が持ちそうもないと聞いて真っ先に泣き出すのは杉村春子。戦死した主人を,今はもう思い出さない日も多いという孝行娘の原節子。どの登場人物も,わかりやすいステレオタイプなのではない。そこがいい。それら子どもたちのすべてを,無理にも好意的に受け止めて「ありがとう」を繰り返す老夫婦。この二人の「ありがとう」という台詞は何度出てきたろう。役柄の誰がどうとかでなく,実際の自分は家族の中でどうなのか,そのことを見つめ直すきっかけになる。本当に心に染みる。
このレビューは参考になりましたか?
31 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
わざわざ広島から上京してきた老親夫婦を持て余し、観光地の熱海に半ば追い出してしまう子供たち。一方、原節子演じる、戦死した息子の嫁だけは、二人を親切にもてなしてくれる。

と、物語のそういう表面的な構図だけ見ていると、彼女一人だけが善人のようだけど、考えてみれば、仕事は抱えているにせよ、夫も子供も無い彼女は、言わば我が身を持て余している立場。自分の家庭を持たず、人生にポッカリ空いたままの穴を埋める為、もう自分の記憶からも遠ざかりつつある夫を介した絆を、義理の父と母に求めてしまう――。この隠れた構図が彼女自身の告白によって浮かび上がって見えた時、単なるほのぼのとした物語ではない、小津作品の峻厳な人間ドラマとしての芯が現れる。本来、繋がりだとか絆などが存在しない所でこそ、人は関係を繋ごうとする。この二律背反の、切なさと、虚しさ。

「ずるいんです」の言葉に対し、笠智衆演じる舅が答えて言う「いや、やっぱりあんたは善い人だよ、正直で」という言葉もまた、情感溢れる良い台詞です。

まぁ、個人的には、原さんの隠微な色気が全面開花する『晩春』の方が好きだったりするんですが。
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