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15 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
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レビュー対象商品: 東京漂流 (文庫)
1980年代、バブルに浮かれる東京の裏側に隠された不毛を写し、描く一冊。文章主体だが挿入された約30枚の写真のインパクトは強い。秋川峡谷バスガイド死体遺棄や金属バット殺人などが特にそうだ。クライマックスはしばらく筆者がマスコミからほされる原因ともなった「犬に食われる人」のボツ決定顛末だ。それはサントリーオールドのCMポスターとして意図されたもので、試作品ではパンパンに膨れ上がった死体を狼のような野犬の群れが踵からかぶりついているという壮絶な写真の横に可愛い丸いウィスキーボトルが写っており、「悠久のガンジス、犬に食われる人、自由だなあ、インドという国は・・」というブラックユーモアかと疑うようなキャプションがついている。これがお茶の間にふさわしくないと考えるのは無理からぬ事だが、問題は経緯であって、そこで作者の九州人らしい気骨が示されていて好感がもてる。使われなかったとはいえ、いや、むしろそれだけにこのポスター一見の価値あります。
8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
病める日本社会の解体新書,
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レビュー対象商品: 東京漂流 (文庫)
狂い始めた日本社会。なぜ日本社会はおかしくなったのか。「臭いものは日常の裏で秘密裏に進行させようというシステムが 暗黙のうちにできあがっている」(豚は夜運べ) それを鋭利な文章と写真で、 むりやりひっぺがし、化けの皮のはがしたのが、この東京漂流だ。 「生が見えないと死が見えない」 日本社会が病んでいく原因を、 生死を隠し、社会をソフトケートしていったことにあると考え、 ニンゲンを食らう犬を世に解き放った。 そのインパクトたるや相当なものだっただろう。 現代日本を考える上で、 一つの金字塔を打ち立てた作品です。 ぜひ一度読んでみるとよいと思います。
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
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レビュー対象商品: 東京漂流 (朝日文芸文庫) (文庫)
1980年代、バブルに浮かれる東京の裏側に隠された不毛を写し、描く一冊。文章主体だが挿入された約30枚の写真のインパクトは強い。秋川峡谷バスガイド死体遺棄や金属バット殺人などが特にそうだ。クライマックスはしばらく筆者がマスコミからほされる原因ともなった「犬に食われる人」のボツ決定顛末だ。それはサントリーオールドのCMポスターとして意図されたもので、試作品ではパンパンに膨れ上がった死体を狼のような野犬の群れが踵からかぶりついているという壮絶な写真の横に可愛い丸いウィスキーボトルが写っており、「悠久のガンジス、犬に食われる人、自由だなあ、インドという国は・・」というブラックユーモアかと疑うようなキャプションがついている。これがお茶の間にふさわしくないと考えるのは無理からぬ事だが、問題は経緯であって、そこで作者の九州人らしい気骨が示されていて好感がもてる。使われなかったとはいえ、いや、むしろそれだけにこのポスター一見の価値あります。
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