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東京日記2 ほかに踊りを知らない。 (東京日記 (2))
 
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東京日記2 ほかに踊りを知らない。 (東京日記 (2)) [単行本]

川上 弘美 , 門馬 則雄
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

七月某日 雨
ひさしぶりに、俳句をつくってみる。
破調の句である。
「ごきぶり憎し 噴きつけても 噴きつけても」

三月某日 晴
電車に乗る。隣に座っている人が、熱心にメールを打っている。つい、のぞきこむ。「愛されることへの覚悟が、私にはないのかもしれません」という文章だった。びっくりして、思わずじっとその人の横顔を見る。不思議そうに見返される。そんなにびっくりすることも、ないのかな。思い悩む。やっぱりびっくりしたほうがいいんじゃないのかな。思いなおす。
(本文より)

たんたんと、ちょっとシュールに、日々は流れゆく――。
ウソじゃないよ、五分の四はホントだよ。カワカミさんの日記、続いてます。

2004年~2007年分を収録した『東京日記』第2弾。

内容(「BOOK」データベースより)

たんたんと、時にでこぼこ、どこかシュールに、日々は流れる―。五分の四(くらい)はホントだよ。カワカミさんの日記、続いてます。

登録情報

  • 単行本: 152ページ
  • 出版社: 平凡社 (2007/11/17)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4582833799
  • ISBN-13: 978-4582833799
  • 発売日: 2007/11/17
  • 商品の寸法: 19 x 12.8 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 215,960位 (本のベストセラーを見る)
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9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
いやはや、である。
今回も「五分の四くらいは、うそみたいですが本当のことです。」とあるので、ほとんど
本当のことだと受けとる。楽しく読んだ。門馬則雄さんのイラストは前回と同じで
ほどよいラフさとかわいさがいい。
川上さんの日々が、3年分。タイトルの「ほかに踊りを知らない」の“踊り”って
どんな?と興味津々だったが、その件では笑いをこらえることができなかった。
そこここに、いろんな“笑い”が潜んでいて、にやりとしたり、噴飯ものの爆笑であったり……。
「たまやー」の変さ。「すみれ荘」と「かたばみ荘」の対決。桃のいいにおいを
堪能する件。読みながら、ほとんど本当というのはいったいどこまで?と、
ぐるぐる考える。
でも、川上さんらしいものの見方や表現に生で触れているようで、ちょっと嬉しい。
ものを前にして、あるいはなにか行動をして、あるいはまた他人の言動を見て
川上さんはすっと掘り下げる。たちまちにして想像を閃かせる。
それは、私たちでも買い物をしながらや電車で乗り合わせた人なんかを見て
心のなかでいろんなことを思ってはいるのだけれど、こんなふうには書けない。
その時のその気持ちを鮮やかに立ち上らせてくれる心地よさがいい。

『東京日記 卵一個ぶんのお祝い。』から3年。
いやはや、また次を待たないとね……。

にしても、「パンツ塚」のおばさん、川上さんよりシュールだったわ。
このレビューは参考になりましたか?
8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
シュールだけれどほんとうの話。
ほんとうだけれどちょっぴりうそ。
全体に真偽の微妙な、ほんわりしたトーンの物語と文体であるのが、
読んでいて妙に癒される。
ありきたりな日常が奇譚となり、
日記なのに極上のショートショートを読む感覚。
絶品デザートを惜しみながら味わって食べるように
舌なめずりしながらちびちびと読むのが乙です。
このレビューは参考になりましたか?
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Dolly the Cat トップ50レビュアー
形式:単行本
 前作『卵一個分のお祝い。』に続き、この本も装丁がとても凝っている。ちょっと間抜けな、のほほんとしたイラストと、ズレ加減が胃にもたれないカワカミさんの日常に、しばし自分の現実を忘れられる。

ぱあっとしたい時、「ぱあ、のあたりで気持ちが止まってしまう」のはお気の毒。旬の筍を連続四回宅配便でもらい、最後には青ざめながら調理するのもお気の毒(でも、彼女は料理のレパートリーが広いのだ)。電話が故障していたことに長く気づかないとは……大物。

「五分の四」が本当なら、「五分の一」は嘘んこでも、人生は悪くないなあと思わせてくれる独り言日記。
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