今回のDVDセットに収録されている3人は、なかなか個性的で有望な女の子達です。
草刈麻有(まゆう)は草刈正雄の娘ということですが、そのことは別にしても、可愛くて存在感があり、演技力もなかなかで、この東京少女のシリーズ中でも、特に光っていた女優の一人です。
「もうひとりの私」は実父草刈正雄との競演で、二人とも自然に涙を流すような熱演をしています。「機械じかけの天使」はロボット役の麻有ちゃんが可愛いかったし、「ウィーアーダンス」は楽しそうにヒップホップダンスを踊る姿が印象的でした。「最高のラブレター」は男の子の幼馴染みに恋をする話で、東京少女全体のなかでも特によかった作品です。
岡本あずさのDVDは、主演女優は明るくて魅力的な女の子ですが、作品(脚本)の出来にムラがあるように感じました。「追っかけ少女」は同級生のヤンキーの女の子との友情を描き、「吾郎を待ちながら」は昔付き合っていた彼氏との再会の約束を信じてうたがわない女の子の役で、この2作品はよかったです。あとは、「16年目の約束」と「絆(前編・後編) 」が収録されています。
福永マリカはボーイッシュな感じの女の子で、全作品脚本も本人が書いています。1本目の「井の中のマリカ」を見たときは脚本家として?かと思いましたが、ほかの3作品はなかなかいい作品でした。「サンタの贈り物」は女友達との友情を描いた作品、「会いたい」はひょんなことから男装しているときに、気になる男の子と知り合い、本当は女だと言い出せなくなってしまう話です。「大晦日の告白」では、好きな男の子に告白しようとする様子を、ほとんど一人芝居で演じています。
メイキングを見ると、脚本・主演を一人でこなす苦労や、女優・脚本家の両方で成長していく様子がよくわかって、興味深かったです。