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東京奇譚集
 
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東京奇譚集 [単行本]

村上 春樹
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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

奇譚(きたん)とは、不思議な、あやしい、ありそうにない話。しかしどこか、あなたの近くで起こっているかもしれない物語――。話題の四作品に、書き下ろし『品川猿』を加えた、村上春樹待望の最新作品集刊行!

内容(「BOOK」データベースより)

五つの最新小説。不思議な、あやしい、ありそうにない話。しかしどこか、あなたの近くで起こっているかもしれない物語。

登録情報

  • 単行本: 210ページ
  • 出版社: 新潮社 (2005/9/15)
  • ISBN-10: 4103534184
  • ISBN-13: 978-4103534181
  • 発売日: 2005/9/15
  • 商品の寸法: 19.4 x 13.4 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (148件のカスタマーレビュー)
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5つ星のうち 5.0 げに不思議は人の心なり(害悪の受容), 2005/9/23
レビュー対象商品: 東京奇譚集 (単行本)
5つの短編に共通するのは受容。
一種の悪しきもの、忌まわしいもの、忘れてしまいたいこと、受け入れがたいつらいこと、それらを結果的にはある程度受け入れる方向で5編とも終わる。

ポイントは、そこで不思議とも思える「逆転現象」が起こること。
つまりそれぞれの登場人物が、一種の悪を受け入れたその時点で、彼らの中の害悪ともいうべきものが「減る」ことにある。

排除しようと思えば思うほど「それ」は増え、受け入れると「それ」は減る。---受け入れると減る?本当に人の心は不思議です。

この短編集からそれをみつけて、私は心底助かりました。変化していく著者の作品が同時代に読めることが、「今」こんなに助けになるとは・・・。村上さん、書いてくれてありがとう。思わず「長生きしてね」と言いたくなります。

興味がある方は、ぜひ一度「害悪の(感情)の受容という文脈」で読んでみてください。おもしろいですよ、きっと。(もちろんただ身を任せて読むのも楽しめます)

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10 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 村上春樹らしさを堪能できます。, 2005/9/17
レビュー対象商品: 東京奇譚集 (単行本)
村上ワールドが詰まった「折り目正しい短編集」を久しぶりに読むことができて、とても懐かしく、嬉しい気持ちになりました。さまざまな年齢、性別、立場の登場人物が出会う奇妙だけど、リアルな出来事が淡々と「折り目正しく」描かれています。村上春樹らしい小説の面白さを堪能できます。これをもとに長編作品が生まれたら・・・という期待感を抱かせる短編集です。
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7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 ひさびさの村上ワールド, 2005/9/17
By 
レビュー対象商品: 東京奇譚集 (単行本)
 簡単に言ってしまえば、全て不可思議な話でした。何かあと一歩で掴めそうなんだけど、なかなか掴めない。でも、一体何を掴もうとしているのかが分からない感じです。
 「偶然の旅人」「ハナレイ・ベイ」は不思議な偶然の一致。
 「どこであれ見つかりそうな場所で」「日々移動する腎臓のかたちをした石」は「スプートニクの恋人」や「国境の南、太陽の西」を思い出させてくれるような村上さんらしい不思議な物語。
 唯一の書き下ろし作品である「品川猿」はファンタジックな不思議。
 この作品は明確な主張などとは関係ないものだと思います。村上さんが今までに経験してきた不思議なことにインスパイアされて創った奇譚なのだと思います。そこに隠された意味や主張はそれほど含まれていないように思います。確かに一編一編、深みのある作品ではありますが・・・。
 前編に亘って、当たり前と言えば当たり前なのですが、村上さんらしい表現、比喩を楽しめました。
 村上さんオリジナルのまったく新しい作品を読むのは「アフターダーク」以来なので、余計に「村上ワールド」を楽しむことが出来ました。
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