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31 人中、26人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
jazz好きな方、買いましょう。,
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レビュー対象商品: 東京大学のアルバート・アイラー―東大ジャズ講義録・歴史編 (単行本)
~著者らが「ジャズの歴史」を東大で講義した内容がそのまま記載されている。授業を受けているようにすんなりと理解できる。 ジャズを実際に演奏しジャズ理論も理解し過去の作品を聴き込んできたひとたちだから書ける評論。 モーツアルトから、ビバップ、モード。 そして、MIDI、YMOまで、 紹介される多くの名曲とミュージシャンにまつわる多彩なエピソード~~。 コルトレーンは「Giant steps」をどう考えて作ったか。 やっとわかった。 好き嫌いの感想文をレトリックでもっともらしく綴ったジャズ評論に辟易としていたあなたに、お勧めです。~
18 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
評論家と理論家をつなぐ,
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レビュー対象商品: 東京大学のアルバート・アイラー―東大ジャズ講義録・歴史編 (単行本)
語り口は、文章と同じように饒舌。本論からすぐに脱線するが、それも含めて菊地氏のエッセイと同様、心地よいグルーヴ感がある。但し、これは生理的な好き嫌いがあると思う。ただ、多くのジャズ評論家と呼ばれる人々が、曲やアルバムの「雰囲気」を、いかにレトリックを駆使して言語化し、プレイヤーの人生や彼らの人間関係の中にいかにうまく音楽を位置づけるかを競っているところ、菊地氏のアプローチは逆に、音楽史と文化史の中に、ジャズの音楽理論を位置づけようとする試み。 ジャズにおいて、決して相容れることのなかった叙情的評論家とアカデミックな理論家をつなぐ存在として、本書は貴重だと思う。 ジャズの理論書は多いが、本作はジャズメンの下世話なエピソードや、当時の思潮、文化的流行、さらにポップス等他の音楽のトレンドをジャズ理論の中に位置づけており、言及される固有名詞の幅広さが、音楽理論に通じていない学生に興味を持たせる強い理由になっているのだろう。 特に本書の山場は、1959年に発売された歴史的なアルバム群を分析する箇所。そこでバップを極限まで進化させるコルトレーンと、バップを超えて次の音楽を模索するマイルスの、二人の音楽性の決定的な違いを解説する手際は鮮やか。 菊地氏の音楽活動が、本書にあるような教養に裏打ちされたものであることを理解できることも興味深い。
32 人中、25人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
ジャズの聴き方が一日で変わる,
By eternal_glory (茨城県つくば市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 東京大学のアルバート・アイラー―東大ジャズ講義録・歴史編 (単行本)
ジャズに対する考え方が一変した。楽理は敬遠しながら、感性でジャズを聴いていたが、ジャズの根底にある理論を感じた。音楽の「記号化」をキーワードとして、ジャズの歴史上の名盤を時間軸にそって解説した本である。もとは東京大学のゼミでの講義であり、一回の講義ごとにテーマを設定している。ジャズのアルバムを持っていれば、実際に音楽を聴きながら読むとより楽しめる。私は、この本のために十枚以上のディスクを購入した。感性だけで聴くジャズも楽しいが、理論を頭に入れて聴くジャズはさらに楽しい。漫然と聴いていた曲が、突然に意味が分かったり、頭に入ったりする経験は不思議なものである。絵画でも現代美術が、解説付で初めて理解できて重要なものに変化するように、音楽も、感性から離れて初めて見えてくるものに気づかされる。 ほんの数回聴いていて放っていたアルバムを聴く気にさせた本書は貴重。モダン思想の用語や駄洒落が鼻に付くこともあるが、そうした毒のせいで、より刺激されるとも言える。これほどアルバムを聴く気にさせる文章は珍しい。 ただし、全くの初心者よりは、ある程度ジャズを聴いてきて、知識も多少ある方がより楽しめるだろう。そうでなければ取り上げられるアルバムを適宜購入しながら読むのがよいか。
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