タイトル通り前巻同様短編と本編が半々の分量で掲載されている巻です。
コメディ色の強い短編が半分を占める関係もあり、派手なバトルは今巻も無しです。
シリアスやバトルを期待される方は評価を差し引いて考えてください。
本巻は前半180ページまでが短編、そこから396ページまでが本編となります。
本編部分は実質的には前の4巻と合わせて一巻ぶんといった内容です。
再登場したヒロイン・鈴鹿を軸に、春虎や夏目たちの関係にも少しずつ変化が生じていきます。
舞台は合宿。ヒロインたちの入浴シーンなど、泊まりがけの設定らしいイベントが発生します。
一見和やかな合宿の間にも、春虎を中心とした恋愛模様は複雑化。
さらに彼らを見守る大人達の新たな動きなどが見られ、次巻以降の波乱を予感させている巻です。
短編部分は、前巻同様春虎たちが1年生であった頃のエピソードです。
以下の4話が収録されています。
・第一話「雪景、ふたり」
年末年始、短い帰省を果たした夏目とそれに従う春虎。帰途で交わされるふたりきりの会話。
・第二話「ある冬の日の晩餐」
鍋を囲むことになった春虎と仲間達。そこに冬児が酒を持ち込んできて…
・第三話「仁義なきしっぽ」
動物の感触に目がない春虎。代償行為でコンを撫で回す姿に業を煮やした夏目が子猫をつれてくる。
・第四話「コールド・メモリー・イン・ダーク」
珍しく風邪を引いた春虎。心配する夏目から何故か必死で逃げ回る。原因は過去の辛い記憶にあった。
前巻同様派手な展開はない巻ですが、次の巻へのヒキも多く、注意すべきポイントは多いと感じました。
メインの物語展開と同時に、動きを見せ始めた春虎たちの恋愛感情にも注目です。