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21 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
「ありがとう!」、が溢れた都心の祭り。〜みんな人間の顔をしていた〜,
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レビュー対象商品: 東京マラソン (ベースボール・マガジン社新書) (新書)
第一回東京マラソンの一完走者として、本書95ページの「あなたがいたから・・・」を読んだとき、涙が溢れた。 ボランティアをしてくださった方々には、後日、感謝のカードが届けられたとのこと。 レースの写真とともに、「あなたがいたから」の言葉を添えて。 それは、まさに参加したランナーみんなの思いでもあったことだろう。 ランナーも3万人いたけれど、ボランティアもあの冷たい雨が降りしきる中、1万2千670人が頑張ってくれていたのだ。 スタートしたとき、ランナーは口々に「ありがとう!」と叫んだ。 報道ではその「ありがとう!」に石原都知事も涙を流したと伝えられる。 71ページにあるとおり「沿道の一体感」があった。 東京が、あんなにあたたかい街だとは、住んでいて気がついていなかった。 みんな、日頃、他人のように眼をあわせずにすれ違うだけの街だと思っていたけれど、 全然そうではなかった。 途切れることのない178万人の声援と、笑顔、ハイタッチ、音楽、鳴り物、 「SMILE!!」の看板を持ったカップル、 買い物かごを下げたまま声援がやめられず、その場から動けなくなったおばちゃん。 ・・・みんな人間の顔をしていた。 そして、荒天の中、驚異の96.6%の完走率! 沿道の各所で音楽が溢れていたのは、野口みずき選手の「音楽がすごく力になる」のひとことからだった、とは知らなかった。 それでスポーツとしてのマラソン大会が、あのように「大マラソン祭り」になった、とのこと。 すべてを語りつくせないが、さまざまなことをこの書は思い出させてくれる。 「下町コースの粋(80p)」・・・銀座もすごかったけれど、下町の応援はそれとはまた違う熱気があった。 「女性の完走者に花束を(132p)」・・・僕は男だから当然もらえなかったけれど、素敵なサプライズだと感心した。 「純金メダルとフィニッシャーメダル(135p)」・・・完走者全員に一人一人、首からメダルをかけてくれましたね。これもサプライズ! 「ありがとう!」と言ったら、ボランティアが「ありがとう!」と笑顔を返してくれた。 「ありがとう(004p)」の気持ちが街に自然に溢れた一日だった。 拙いレビューの最後に、この書でも何度も出てくることだけど、 警備や交通規制にあたった警察関係者の方々の協力や、次第に好意的になっていったマスコミの方々、 「白すぎたポンチョ(111p)」でスポンサー名が隠れても、配布を「英断だった」と褒めてくれさえしたスポンサーのような方々、 何より交通規制に我慢してランナーを走らせてくれた地域関係者の方々にも、感謝を捧げたい。 もちろん、筆者のような主催者の方々にも。 ・・・そしてまた再び、砂漠といわれた東京に、人の善意と歓声が溢れる一日がやってくる。 【追記】 蛇足ですが東京マラソン2007(第1回)の記録証送付の封筒には表に大きく ”We made it together! (私たちは一緒にやり遂げた!) "の文字が入っていました。
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
ストレートに感じたスポーツイベントの素晴らしさ。,
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レビュー対象商品: 東京マラソン (ベースボール・マガジン社新書) (新書)
マラソンとは無縁の私が、話題となっている東京マラソンの事がちょっと気になって読んでみました。内容は大変面白く一気に読めることができた。ページ毎に感動する秘話があった。泣けそうな話もあった。そして自分もいつか出場したい気持になっていた。東京という街(舞台)をスポーツイベントを通じて、人々熱い気持・ハートが一体となってく模様を身近に感じ取ることができ、商業主義ではない本来のスポーツイベントのありかたを感じた。特に著者でありイベントを運営する実務者の生の声や、各方面との折衝、運営・企画を作り上げていく熱意とスタッフとの連携など、関係者全員が一つの目標にむかって成し遂げる仕事の進め方など、とても参考となるところが多かった。 マラソンイベントを本題とした内容がより拍車をかけ、達成するまでの過程が自分も走っているようなスピード感を感じながら、一気に読むことができた。
9 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
マラソン大会の舞台裏,
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レビュー対象商品: 東京マラソン (ベースボール・マガジン社新書) (新書)
マラソン大会に何回か出たことがあるが、出る方はお金さえ払えばエントリーできるので気楽なものである。主催者や近隣住民の方に「走らせてくれてありがとう」という感謝の気持ちは忘れないでいようと思ってはいるものの、正直言って舞台裏のことはよく知らなかった。その点で、この本にはあまり語られることのないマラソン大会運営の舞台裏が書かれていて興味深い。警察との折衝やコース設定、スタート・ゴール位置の設定、制限時間の設定、参加料の設定、雨への対応に給水やバナナの準備、更にはスポンサーの問題などなど・・・。いろいろなハードルをクリアして大会が初めて成立しているということが理解できる内容である。 マラソン大会はただ走るだけでも楽しいが、この本に書いてあるような内容を知れば、レースを更に楽しめるのは間違いない。僕は東京マラソンは出場できなかったが、それでも楽しく読めた。出場する人、した人にとってはなおさら面白いだろう。東京マラソンに限らず、全国のマラソン大会に参加する市民ランナーにとって必読の一冊だと思う。 ちなみに本書では、運営の具体的な点について多く語られている反面、大会のそもそものコンセプトや著者のマラソン哲学、走ることそれ自体の魅力についての言及が薄い。そこは読んでてやや不満だったけれど、それは本書の趣旨ではないのだろう。それらについては、マラソン畑の人の語りに耳を傾けたい。
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