主に「東京マラソン」の立ち上げにかかわった方々の
インタビュー集、といった書です。
厚みのある立派な本なのですが、
写真を含めて全編が白黒なので、ちょっと残念です(カラー表紙を除く)。
しかし、立ち上げにかかわった方々のお話は面白い。
もともと警察から時間制限が5時間、と言われていたけれど、それを動かして7時間にできたり、
銀座や浅草雷門の前をコースとできたのは石原都知事の力だったとのこと。
その言動で物議をかもすこともあるけれど、
この場合は「愛すべき暴君」、とでもいったところでしょうか。
また、東京都は、このマラソンをただのスポーツ大会と考える、というよりは
「東京大マラソン祭り」というイベントとして考えている、のだそうです。
だからこそ、あれだけの雨の中でも盛り上がっていたのですね!素晴らしい!
他の東京マラソン関連本にもあるけれど、
やっぱり沿道の応援とボランティアの頑張りぶりは素晴らしかった。
降りしきる雨の中、何の打算もない「頑張れ!」と「ありがとう!」のコミュニケーション。
立ち上げや運営にかかわった方々に、
一完走者として、心から感謝を捧げたくなった本です。
もちろん交通規制に協力して走らせてくれた地域関係者の方々にも。
多くの立場の方からの視点を知ることができたのも貴重でした。