近年の各地で頻発している地震
先の阪神、淡路大震災、そして実際に遭遇した中越地震さらに追い討ちをかけるが如く襲った中越沖地震
正直、この作品に出会ったとき、中越地震に遭った当時の状況が走馬灯のようによぎってくる
地震発生の当時の事、発生前に家で家族と交わした会話の事
そして発生後に頻発した余震の出来事
そんな意味で言えばこの作品は何度も繰り返して観たいとは思わないが
真理さんのように他人に此処まで気を回せていたのだろうか?
果たして当時の自分はこんなに冷静でいたのだろうか?
いや、此処まで他人のために行動することはまずできなかったであろう
自分はおそらくこの3人の周囲の人間のそれと同類の行動をとっていたであろうと思う
まして家に家族を残して仕事に赴くという立場上、まず脳裏によぎるのは真っ先に自分の家族であり
決して偶然居合わせた者のことなど到底気にかけることはまずしない
できないと思う
それが普通の一般的な思考だと思う
地震発生後、自分の家に戻るというだけでこれほどまでに極限状態になりうれば
正常な思考はまず出来ないと思う
それでもこの作品で、万一のときの自分の行動に一呼吸おいて周囲にも気を配れる状況が取れるようになれるのではないかと思う
言葉や文字ではない、目の前のシュミレーション的映像は、無意識下で冷静さを保つ事に貢献するのではないだろうか?