メタローグ
虚構が「現実」として作動するメカニズムを分析することは、オウム事件以降、最ももとめられていることの一つだ。東京ディズニーランドは、1983年の開園以来、年間1千万人以上の入場者数を維持し続けている。この驚異的なテーマパークを日常生活に潜む虚構の最も過激な表現として著者は描出する。そして都市や国家さえもが虚構の積み重ねで成り立っていることを、富士講、余暇、東京改造論、沿線郊外型家族などを題材に明らかにする。私たちの日常がどのような虚構の積み重ねで構成されているかを提示することが著者の目的であるが、それを裏づける歴史的な分析が、本書の最もエキサイティングな部分だ。(中山修一)
『ことし読む本いち押しガイド2000』 Copyright© メタローグ. All rights reserved.
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出版社/著者からの内容紹介
「富士山信仰」「ユートピア思想」「アメリカニズム」「郊外のポリティクス」などを手がかりに、東京ディズニーランドという現象、日常生活の虚構を読み解く渾身の日本文化論。ディズニーランドはなぜ海の近くにあるのか? 日本人はそこに何を求めているのか?
内容(「BOOK」データベースより)
近代化の過程で欧米への欠落感をバネにひたすら経済成長を追い求めてきた、その臨界点に誕生した東京ディズニーランド。それは、欧米文明と自国文化の狭間で奇形となった日本人の精神を癒してくれるヒーリング装置であり、「もう物質的にも文化的にも貧しくないわたし」を証明してくれる人工的なユートピア、キッチュの帝国である。「富士山信仰、東京(江戸)という都市、そしてアメリカ」―この三つの視点から、明晰な論理と明快な文体で、日本人にとっての新たな神話となった東京ディズニーランドという現象を読み解く、渾身の日本文化論。
内容(「MARC」データベースより)
経済成長を追い求めた限界点に誕生した東京ディズニーランド。富士山信仰・東京という都市・アメリカの3視点から、日本人の新たな神話となった東京ディズニーランドという現象を読み解く日本文化論。〈ソフトカバー〉