荒木さんの前立腺がん入院と、それ以降の写真
がん入院、手術に関係するような写真は前半に、それもほんの少ししかなく、これがものすごく
明るい ポジティブ
対して、退院後になるのかな?そこから後の写真は、いつもの荒木さんの写真なのだけども、
冒頭のがんの描写のせいなのか、まったく違って見えちゃう
死の影がちらつく、やり通そうとしている、そして、そのやり通そうとしている意思の強さ
(僕にはそういうようにも見えた、というだけなんだけども)
それによって、もの凄く、生きること、生きてることの強さを感じてしまい
そして、見てて、アラーキーもいつか死ぬのか、ということを感じてしまい
JBが死んだときくらいビックリすることだよ
生きる力が、生きようとする力が、今日を続けようとする力が、これほど逆にクッキリと
死の予感、影を見せるのか、と。
ただの緊縛写真のようなものであったとしても、これがその最後になるのではないか、という
そうなってしまったかもしれないのだ、っていう死の存在が、いつもの荒木の写真を、
全く違う写真に見せてくれる
生きてるって素晴らしい、と、荒木さんの写真はいつも思わせてくれるんだけど、
この写真集は、ずっとは生きてられないから、生きてるってことは素晴らしい、っていう
そんな風に思わせられたわけで
勝手に、一人のサラリーマンでしかない自分はそう思わせられたわけです
唯一の難点は、なかなか出版するのが難しい男性や女性の部位を、モザイクで
消しているところ
これが、とてもよろしくはない
ビデオみたいになるんだもん
そこを逆に荒木さんは気に入ってたりするのかもしれないけど、それはどうなのか
僕は知らないけど、僕はあんまり好きじゃあないなあ