実話としてこういう生活もあるという仮名ノン・フィクションであり、1990年代中盤から後半からの日本経済で大儲けしていた人の群像を描いた実録。個人レベルで書かれているので、本に書かれているような話を噂として毎週聞いていた人には「なんだそうか」という本だと思うが、10年前に大儲けしていた人はどんな生活をしていたのかと想像してみたい野次馬の私にとってはとても手頃でお得な本だった。 同じころの米国証券会社ぼろ儲け話としては、フランク・パートノイが書いた『大破局(フィアスコ)』(徳間書店)やInfectious Greedを併せて読むと一興だと思う。それから、映画Lost in Translationとなんか似ているというのが付け加えの感想です。