内容紹介
国内外で高い評価を得、現在も数々の賞を獲得し続ける 「東京ゴッドファーザーズ」。2004年3月開催の “東京国際アニメフェア2004” アニメ映画部門でも見事 “最優秀作品賞” を受賞!ジャパニーズ・アニメの新しい担い手として海外から最も注目を集める今敏監督も “監督賞” を受賞!ディテールをディテールで塗りつぶす奥の深い映像美に今敏が描く世界観が見事に融合した劇場アニメの傑作。
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『PERFECT BLUE』『千年女優』の今敏監督による長編アニメーション第3作。クリスマスの夜、ゴミ捨て場で赤ん坊を見つけたのは、3人のホームレス―かつて競輪選手だったというギン、元ドラッグクイーンのハナ、そして家出少女のミユキ―だった。赤ん坊の母親探しをはじめた3人は、さまざまな事件に巻き込まれることに。やがて母親を見つけるのだが…。現代の東京を舞台に繰り広げられるドタバタ喜劇、いやむしろ“ドタバタ奇跡”と言うべき物語だ。
東京の街をリアルに描き込みながらも、アニメらしい誇張表現を多用して、カジュアルな雰囲気の作品になった。めまぐるしく転がっていく状況の中に3人の過去への清算を巧みに織り込みながら進んでいく脚本(今敏と『カウボーイビバップ』の信本敬子の共作)が見事だ。音楽を担当するのが鈴木慶一とムーンライダーズの面々という人選はニヤリとさせられるところ。あたたかい余韻の残る佳作となっている。(安川正吾)