東京の文化と流行と時代を創ってきた名物編集者11名が勢揃い。
ロング・インタビューと作品図版約1000点を収録。
編・著:菅付雅信。装丁:中島英樹。
とにかく贅沢すぎるほどの膨大なボリューム。圧巻。
こういう本がなぜ今までなかったのか。そう思うと同時に、これだけの内容を
よく本にできたものだと感心する。
著者が巧みに引き出している名物編集者たちの破天荒な伝説の数々は読み応え十分。
過激で冒険心に満ちており、遊び心が満載。とにかく圧倒される。
関心のある人間にとって強く喚起する何かがあるだろう。
編集者たちの世界観を投影した膨大な「作品」をまとめてみられるのも貴重である。
いま改めて目にしても、当時の作品を明確に思い出せるというインパクトの強さ。
当時、あまりの斬新さに歓喜して大切に保管していたこともあり、思い耽るのも
愉しみの一つになりそう。時代の「象徴」を彼らが与えてくれたと再認識。
そして「編集」という枠が、この本によって確実に広がるようになるのが予想できる。
それはある意味、編集という面白さや、その応用と可能性がこの本によって明確に
証明されたことになるからだ。そんな魅力的な編集世界のopportunityとの
出会いも果たす本。
編集業に関わる人だけでなく、時代を愉しむすべての人たちの必読書。