3人とも「歯に衣着せない度」がものすごいですね。家族との確執について語るのに家族の写真を掲載してしまうなんて、「見ていいのかな」という気分になります。また、パニック障害やリストカット等、自らの過去についても「仲間内の飲み会」の会話そのもの、赤裸々です。
下ネタも当然、赤裸々なので、例えば『天然生活』の愛読者の方など読まれないことを祈るばかりですね。私は大久保ニューさんの一言に大爆笑してしまいましたが。。。
ほとんどが、いかにもジョッキ片手に、の対談形式、ですが、四章は実在(?)の東京の男の子たちの写真やプロフィールを肴にしていて、3人の好みが一目瞭然となっています。また、九章は一般読者からの人生相談に、自らの過去をてらしながら答える形式で、ここで語られる魚喃さんの話は痛いです。
それぞれの短篇・書き下ろしも楽しめるので、3人のうち誰かのファンにとって、良書であるのは云うまでもなく、まったく彼女たちを知らない読者でも、同年代か似た年代なら、飲み会に参加した気分で、楽しめる内容だと思います。また、彼女たちよりずっと若い年代の読者にも、一風変わった人生指南の書として楽しめるかと思います。
ただし、3人ともが似た年齢、徹頭徹尾、第三者を入れず仲間内でのみ語っているので、それこそが本書の楽しい部分ではあるのですが、おかげで価値観がある程度、固まってしまっている、なので彼女たちより上の年代の読者からすると「まだまだ人生を知らないなあ・・」な、内容であるかもしれない。あと、内容とは無関係ですが、ごく単純な誤字脱字が多く読みにくかったので、☆ひとつ減らしました。
個人的な感想として、魚喃キリコさんの幼少期の写真、愛想のない目つきが自分の幼少期をホウフツさせて、妙に親近感がわきました。。。