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東京のドヤ街・山谷でホスピス始めました。―「きぼうのいえ」の無謀な試み
 
 

東京のドヤ街・山谷でホスピス始めました。―「きぼうのいえ」の無謀な試み [単行本]

山本 雅基
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

余命わずかな身寄りのない人々、元日雇い労働者らと暮らす、涙と笑いの日々。

内容(「MARC」データベースより)

ここはおじいちゃんの少年院!? 余命わずかな身寄りのない人々、元日雇い労働者らと暮らす、涙と笑いの日々。東京・山谷のドヤ街の一角に、在宅型のホスピスケア施設「きぼうのいえ」を開設した著者が、施設の日々を語る。

登録情報

  • 単行本: 264ページ
  • 出版社: 実業之日本社 (2006/03)
  • ISBN-10: 4408403423
  • ISBN-13: 978-4408403427
  • 発売日: 2006/03
  • 商品の寸法: 19 x 13 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 363,489位 (本のベストセラーを見る)
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21 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
著者のひととなりが伝わってくる素朴さ、素直さ、誠実さ、あたたかさ、そして行動力。1億円もの借金を抱え込んで、ホスピスを開くにあたり、奥さんの貯金も使っちゃったなんて包み隠さず、まじめすぎるほどに書いているがゆえの不器用さ、おもしろさ。お涙ちょうだいでもなく、社会派でもなく、そこに今がむしゃらに生きているおじいちゃん、おばあちゃん、壁に擦り付けたうんこを掃除しながら、がむしゃらに手探りで無償の愛を、行政に、おじいちゃん、おばあちゃんに試行錯誤で渡していく「きぼうのいえ」のスタッフ。説教臭さなどない。名声もいらない。ただ赤字と借金は残っている。「ホームレス」というと、社会復帰させたい、あたたかい家でお風呂に入っておいしいものを食べさせてあげたいという図式が頭の中にあったが、そんな安っぽい奇麗事のかたちにはまらないおじいちゃん、おばあちゃんたちがかっこいい。写真もいい。
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18 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 大変読みやすく、内容にひきつけられて一気に読んでしまいました。

 今までの価値観が変わるかもしれないです。

 不可能と思われることを可能にした御夫婦の信念。周りからの不思議とも思われるようなタイミングでの助け。聖人君子ではない著者の人間くささなど、ありのままに書かれています。

 

 この働きがつぶされないように続いていって欲しい、続きの物語も見てみたい、と素直に思える一冊です。
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By sow-seed VINE™ メンバー
形式:単行本
ある日ラジオ番組のゲストで、著者である山本雅基さんの話を聞いたのが読むきっかけ。
常識的にはちょっと驚いてしまうその経緯を聞いていて、なんとも言葉にならなかった。
感心したとかなんていうのもどこか恥ずかしい。

彼は、いわば無一文から、ほぼ借金のみで、山谷のドヤ街を住処とする人たちの老後に、安心や希望を提供したいというシンプルな動機で、「きぼうのいえ」というホスピスを始めた。
それには運命的な奥さんとの出会いとか、一億以上の借金の保証人を無謀に引き受ける神父とか、
そういうサポートもなくてはできなかったことだが、結果不可能のようなことを可能にしてしまった。

といって、山本さんは強靭な人かというとむしろ繊細で弱く、幾度も挫折や鬱や過労で倒れたりと、そういう流れを含みつつのことだ。
それでも話を聞いていて、なんとも柔らかなところへと到達していく人柄への驚きもあった。
著作を読んでいてその詳細がだいぶ理解された。

入居した山谷の老人たちとの日々の出来事、その彼らの辿った人生の時間へと思いを馳せる著者。
そこには何冊も本のできそうな人生の物語が確かに感じられ、ただただ黙して読者も読むしかない。しかし、当の彼らが饒舌に語る訳ではない。むしろ語らない過去だからこそ、対面する者が察し深く感じとるものだと思われる。

そのホスピスの日々の想像を絶する大変さももちろんのことだけれど、ある意味では、いまのこの社会が失った日だまりの日々の日記でもある。
すべてはそして、山本さんが著作の最後の方で言う、この言葉にすべて集約されている感じがした。

「ほんの小さなつまづきで人生を棒に振ってしまうような罠が、この社会にはいくつも張り巡らされている。
そういうひとたちにこそ、人生の最後に生きる希望を取り戻し、悲しみを癒し、希望とともに次のステージ、すなわち死の世界に進んでいくための場所が必要なのだ」
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