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東レ 前田勝之助の原点 現実を直視せよ
 
 

東レ 前田勝之助の原点 現実を直視せよ [単行本]

綱淵 昭三


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東レ 前田勝之助の原点
我が国の経済が敗戦から立ち直り、高度成長期へと移行し始めた1956年、東洋レーヨン(現・東レ)に1人の技術者が入社した。その後に社長にまで上り詰め、2004年に名誉会長に就く前田勝之助氏だ。本書は、「東レ“中興の祖”」「稀代のカリスマ経営者」と称される前田氏の半生を総括し、その魅力あふれる人物像に迫るもの。

「東レは戦後の再スタートを切ってから10数回の危機に直面した」とは前田氏の弁だ。財界人への取材と論評に定評のある著者は、「前田の半世紀に及ぶチャレンジは、そのまま日本企業の生きてきた姿であり、サラリーマン史でもある」と語り、“前田研究”の今日的な意義を強調する。また、「化学技術者から経営者への変容もドラマチックだった」と述べ、先端技術の追求や制度改革には積極的でありながら、根底では軸がぶれない前田氏の経営哲学を高く評価している。

前田氏へ寄せられたのは賛辞ばかりではない。バブル崩壊後には一時的な業績悪化に見舞われ、社内外からバッシングを受けたこともあった。また、社長を退きながらも代表権を残した会長職に就いたことは「前田院政」と批判された。著者は前田氏を巡るそうした風評には誤解が多いと指摘し、自らの取材で得た新たな見解を示す。


(日経ビジネス 2006/07/10 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)

出版社/著者からの内容紹介

繊維業界の有力企業である東レの、戦後の躍進に大きく貢献した東レ・中興の祖といわれる前田勝之助の行動哲学を活写した著者渾身の一冊!

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