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東ユーラシアの生態環境史 (世界史リブレット)
 
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東ユーラシアの生態環境史 (世界史リブレット) [単行本]

上田 信
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 765 通常配送無料 詳細
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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

一杯のバター茶から香り立つ生態環境の歴史/茶をめぐる生態環境史/塩をめぐる生態環境史/銅をめぐる生態環境史/東ユーラシアという広がり

内容(「BOOK」データベースより)

中国・雲南西北部のチベット族の家を訪ねると、必ずバター茶がふるまわれる。照葉樹林(常緑広葉樹林)で摘まれた茶葉、大地から汲み出した塩、そして地元で飼うウシの乳が、茶の味をかもし出し、銅製の薬缶で湯が沸かされる。茶葉と塩と銅、いずれも生態環境を変えながら生産され、遠く交易されてきた。茶葉と塩と銅、これらの物産をめぐる環境と交易の歴史をたどると、日本をも含む東ユーラシアという広がりが浮かび上がってくる。

登録情報

  • 単行本: 90ページ
  • 出版社: 山川出版社 (2006/04)
  • ISBN-10: 4634348306
  • ISBN-13: 978-4634348301
  • 発売日: 2006/04
  • 商品の寸法: 20.6 x 13.8 x 0.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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By モチヅキ VINE™ メンバー
形式:単行本
 本書は1957年生まれの中国社会史研究者が、現地調査の成果を踏まえて2006年に刊行した、90頁ほどの小著である。雲南省西北部のチベット族は、常に客人にバター茶を供するが、そこで用いる茶・塩・銅は同地では産しない。茶は固形のプーアル茶で、遅くとも明代以降同省西南部シプソンパンナー周辺で生産され、茶馬古道を通じてチベットへ運ばれた。他方、塩は同省中部の黒井鎮などで生産され、国家による厳格な管理(製塩地が限られていたため、専売制が敷かれた)の下、同省の税収入の半分以上を賄ったが、製塩のための周囲の山林の劣化は、清朝以降水害や土砂崩れ、木材価格の高騰を引き起こしていた。また、銅は古代以来同省で採掘されており、清朝は民間人に鉱山経営を委ねていたが、経済成長に伴う銅銭需要や日本の銅政策との関連で、その鉱山政策も変化した。ペストの流行が、同時期の銅生産の急増や雲南産アヘンの浸透と関連しているとの説もある。こうした事実を踏まえつつ、著者は雲南を中国の辺境ではなく、元朝以来の東ユーラシア世界の中心地と見て(073頁地図参照)、東ユーラシア圏の多様な生態環境において、人間を含む生態系全体の動きを動態的に明らかにしようとする。このように本書は、著者自身の体験を踏まえた上で、元朝以降に成立した東ユーラシア圏各地の交流を念頭において、生態環境と人間活動との相互作用について、雲南のプーアル茶・塩・銅を事例として平易に論じた本であり、生態環境史という新たな歴史学の分野についての入門書として有益である。
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2 人中、0人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
世界は広い 2010/2/4
By
形式:単行本
筆者は実際に雲南へ行ってこの本を書いていて、写真も載っているので、読みながら雲南に思いを馳せることができます。各ページの上部に用語の説明も載っているので、深い理解ができます。世界は広いです。
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