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東アジア共同体をどうつくるか (ちくま新書)
 
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東アジア共同体をどうつくるか (ちくま新書) [新書]

進藤 榮一
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

アセアン諸国と日本・中国・韓国を含む十三カ国を軸に、一歩一歩アジアにおける地域統合への道のりがつけられようとしている。通商金融分野を皮切りに、域内経済統合への動きがすでに加速されはじめているが、さらに軍事安全保障や環境・農業・エネルギーなど、さまざまな分野における相互協力への動きがどんなシナリオを描き、アジア共通文化と交差しながら地域統合の実現へと実を結ぶのか。アジア諸国への最新の調査・取材を踏まえて、歴史のひだに分け入り、日本再生の条件と東アジア共同体構築への道を指し示す注目の一冊。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

進藤 榮一
北海道生まれ。1963年京都大学法学部卒業。同大学院修了。法学博士。筑波大学名誉教授。江戸川大学教授。グローバルな視野からアジアの興隆を読み解く一級の国際政治学者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 270ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (2007/01)
  • ISBN-10: 4480063404
  • ISBN-13: 978-4480063403
  • 発売日: 2007/01
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.8 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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By 小僧 VINE™ メンバー
形式:新書
本書は、欧州と条件の全く違うアジアでは共同体は不可能だと主張する懐疑論に対する反批判の書である。

前半では、近年のアジアの歩みを概観していく。懐疑論者の主張とは裏腹に、欧州統合の歴史から見えてくる「共通の脅威」「共通の利益」「共通の価値観」という3つの共同体形成の条件は、現在共同体形成に向けて邁進するアジアにも同様に存在するのだということがわかる。すなわち、アジア経済危機以降、ヘッジファンドのような「カジノ資本主義」の「脅威」に対する金融面での協力を皮切りに共同体への流れが推し進められてきた。投資などの分野での日本の進出が東アジアの資本主義市場を育成し、各国に「共通の利益」が認識されるようになった。また、グローバル化と情報革命は市民社会を台頭させ「共通の価値観」が醸成されつつある。本書で描かれるのは、まさに相互依存的なアジアの歴史構造である。

後半では共同体形成に向けた具体的なイシューを検討していく。安全保障は、国家安全保障だけでなく、テロや環境問題、人権までも含めた協調的な「非伝統的安全保障」の枠組みで論じられるべきとする指摘はもっともである。共同体に対する懐疑論がしばしば依拠する「中国脅威論」に対しても興味深い批判が展開されている。中国の政治・外交・軍事・国内社会を丁寧に読み解いていった結果著者は「帝国としての中国」という認識が誤りであることを論証する。

新書でありながら極めて豊富な情報量を誇り、実に読み応えがある。いわゆる「現実主義者」たちは単なる「現状追認主義」に陥る傾向があるが、本書は真に「現実」に向き合うための姿勢を教えてくれる。社会科学を学ぶ者にとって重要なことは、常に「理想」を抱きつつ複雑な「現実」と格闘し、「理想」を実現するための方策を描くことにある。そのことを改めて確認させてくれる好著であった。
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28 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
中国の民主化の進展や、

中国の軍拡に対する認識が甘いと考える。

地方選挙の進展も、

共産党の支持なくしては当選できず、

軍拡も『ミリタリーバランス』の数値では、

ストックホルムのものよりも大きい数になっている。

とはいえ、

東アジア共同体はいまだ構想段階であり、

百家争鳴のなかで、

一石を投じている価値は大きい。

理想論ではなく、

日米同盟を機軸としながら、

東アジアの「英国」となって、

現実主義的観点にたった

日本の東アジア戦略を構築して欲しい。
このレビューは参考になりましたか?
11 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By modame
形式:新書
本書は優れた教科書である。

日本経団連が「東アジア共同体」の構築を政府に求める提言を纏めたこの時期だからこそ今一度理解を深めたい。

欧州統合と東アジア共同体はアジアの特殊な政治のパワーバランスを踏まえた上で、同様の切り口で語れないとしているが、
ここに幾ばくかの政治を掻い潜ってつながる東アジア人共同体についての考察があれば面白かった。
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東アジア共同体の機能化の是非 0 2008/02/01
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