基本は、"Girl meets boy again."なので、そこは安心して見れる。
が、まぁ、監督の悪い癖というか私の嫌いな監督が出ているので2点、
* 長台詞
状況がアニメの描画能力を超えると、突如として長台詞をはく人が
出現し、状況を説明して無理やり話を進める。今回はオープニング
の咲の語りとNo.11の立ち振る舞いがそう。
師匠(押井守)の得意芸だが、残念ながらオリジナルを超えるほどの
芸ではなく、今回の場合、突如としてエージェントになったNo.11は
テレビ版とは別人と化している。登場シーンも含めてNo.11の芝居は
突っ込みどころ満載で、とりあえず笑っとくかって感じ。
攻殻機動隊SSSの後半、電脳ハックされたトグサが一人芝居でSSS
のトリックを説明しつつ状況を説明しきったのには大爆笑したが、
今回のNo.11の芝居には失笑すると共に、テレビ版から役割を
変えられてしまったと思われる悲哀を感じる。気の毒に。
* エデンシステム?世間コンピューター?何そのスーパー便利機能?
ジュイスに利用されたエデンシステムによって官公庁のシステム
にまで入り込み、「滝沢朗」の過去が次々と書き換えられる、まぁ、
悲劇なんだが、誰もが思った「それってオンライン情報だけでしょ」
「滝沢朗も偽名でしょ」「他にも偽名あったよね」「つうか本名何だっけ?」
って突っ込みには誰も答えてくれない。
「世間コンピューターで8時間で消えるって言ってるよ!」
「エデンがシャットダウンしたら48時間だって!」
ってそれ信じるのかよ。そんなに便利なら、今直面してる問題の
対策方法を教えてもらったらどうだい?時間だけ聞いてどうすんの?
攻殻機動隊でもそうだったが、ITが強力過ぎで、ITだけで話を進める。
オンライン情報が消えても俺たちにはオフラインがある!
ITがすべてじゃないみたいな発想には至らず、俺たちのシステムは
優秀だなんて言ってみたりして、おもむろにシステムシャットダウン
をやっちゃう。その後「旧システムを使って」っておい、まだITかよ、
というのが、私の嫌いな監督の表現方法だ。