内容説明
新たな視点から日本民族の歴史の虚像に迫る日本人は単一民族説にとらわれすぎていないか。日本列島の東と西に生きた人びとの生活や文化の差異が歴史にどんな作用を及ぼしたかを根本から見直した野心的論考
内容(「BOOK」データベースより)
日本人は同じ言語・人種からなるという単一民族説にとらわれすぎていないか。本書は、日本列島の東と西に生きた人々の生活や文化に見られる差異が歴史にどんな作用を及ぼしてきたかを考察し、考古学をはじめ社会・民俗・文化人類等の諸学に拠りながら、通説化した日本史像を根本から見直した野心的な論考である。魅力的に中世像を提示して日本の歴史学界に新風を吹き込んだ網野史学の代表作の一つ。
著者紹介
1928年、山梨県生まれ。東京大学文学部卒業。日本常民文化研究所員、都立北園高校教諭、名古屋大学文学部助教授、神奈川大学短期大学部教授・同経済学部特任教授を歴任。主著は『日本中世の非農業民と天皇』『中世再考』『中世の非人と遊女』『日本の歴史をよみなおす』『日本中世の百姓と職能民』などがある。