司法試験対策には、伊藤or概説を基本書とする傾向が強いですが、条解破産法も必携と思います。
その理由は、以下のとおりです。
(1)基本書に書いてないことがわかるが、「書いてない=応用レベル=試験対策に不要」ではなく、
むしろ基本レベルの深い理解に必要な事柄がわかるので、試験対策に必要。
(2)百選の解説と同じ問題意識が載ってるので、百選の理解にも役立つ。
(3)倒産法は、他の選択科目と違い、条文に始まって条文に終わる科目なので、
条文ごとにまとめられている本書は、基本書よりも検索し易い。
(4)予備校本の間違いに気づく。
私は、倒産処理法入門と伊藤塾のシケタイでインプットを終えて、概説を辞書用に使う勉強をしてきましたが、
ローの授業で条解を引くようになって、シケタイや概説の記述の不十分さを痛感することが多くなりました。
(しかも、双方未履行双務契約、相殺権、否認権という重要テーマほど、条解の記述は基本を理解するうえで非常に役立ちます)。
ひととおり、インプット終えてる人なら、基本書買うより条解買った方が有利です。
デメリットは高価な点ですが、実務に出ても使える点を考慮すれば、
5〜10年で減価償却するとしても、費用対効果が大きいと思います。