登録情報
|
「私は人間だ。およそ人間に関わることで私に無縁な事は一つもない…」
と、友人ディミィトリスは言う。この台詞がこの物語のキーを握っているような気が私にはする。
人種や国が違う者ばかりが集まる村田の下宿先。文化も肌の色も宗教も違う人々が、人間として心を通わせる。考え方の違いなどで反目し合うものもいるが、結局はどこかでつながっている。
この物語は今から100年前の設定だが、現代も戦争の絶えないこの世界で「…国とは?」と自問する村田の心は、そのまま私の心に問い掛けてくる。
物語に登場するオウムの存在はときにユニークで、ときにとても感動的で印象深い。
読み終えて、胸が熱くなり久々に厚みのある物語に出会った気がした。
|
この商品のクチコミ一覧
クチコミを検索
|
関連するクチコミ一覧
|
|
|