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村上春樹 雑文集
 
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村上春樹 雑文集 [単行本]

村上 春樹
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (40件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

インタビュー、受賞の挨拶、海外版への序文、音楽論、書評、人物論、結婚式の祝電――。初収録エッセイから未発表超短編小説まで満載の、著者初の「雑文集」!

内容(「BOOK」データベースより)

1979‐2010。未収録の作品、未発表の文章を村上春樹がセレクトした69篇。

登録情報

  • 単行本: 435ページ
  • 出版社: 新潮社 (2011/1/31)
  • ISBN-10: 4103534273
  • ISBN-13: 978-4103534273
  • 発売日: 2011/1/31
  • 商品の寸法: 18.8 x 12.8 x 3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (40件のカスタマーレビュー)
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22 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By yukkiebeer #1殿堂 トップ50レビュアー
 前書きによると「作家としてデビューしてから三十年余り、あれこれの目的、あちこちの場所のために書いてきて、これまで単行本としては発表されなかった文章」を集めた一冊。
 誰かの本に付した序文や解説、受賞式の挨拶文、『アンダーグラウンド』をめぐる著者の見解、翻訳に関する文章などなどが収められています。

 エルサレム賞の受賞式でのスピーチ「壁と卵」は実に心打つ文章です。パレスチナ人に対して武力を行使するような国から賞を受けるにあたって村上春樹は果たしてそこで何を語るのか、と大変大きな注目を浴びた時のものです。
 そのスピーチで村上は、本来は我々人間を守るはずの「システム」が、私たちを殺し、殺させるものへと容易に変貌することを指摘し、警鐘を鳴らしています。
 おそらく村上春樹と同じような立場に立たされた作家たちの多くが単に賞を拒絶して済ますかもしれなかったところを、言うべきことを言う文章を携えて現地に赴いたというその勇気ある凛とした態度に強い共感を覚えました。

 そしてこの書に収められた数々の「雑文」が浮かび上がらせるのは、村上春樹という作家が自分を囲む事柄や人々、そして事象の数々との間に持つ相関関係や距離感です。それは「自分について原稿用紙4枚以内で説明しなさいという就職試験の設問にどう答えたらよいのか」という読者から寄せられた質問に、村上自身が「例えば牡蠣フライについて書いてみれば、自分と牡蠣フライとの相関関係や距離感が自動的に表現されて、それがすなわちつきつめれば自分自身について書くということになる」と答えている事実に即しているともいえます。(「自己とは何か(あるいはおいしい牡蠣フライの食べ方)」)
 そしてそこに見えてくる村上春樹という作家の、社会に向ける眼差しの優しさと厳しさに、心が温もっていくのが分かります。

 「雑文」という言葉が似合わない、味わい深い文章が詰まった書です。
このレビューは参考になりましたか?
58 人中、51人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
雑文にあらず 2011/1/28
「雑文」とはいっても、言うまでもないことだが珠玉の「名文」ぞろい。文芸誌などに掲載されたものを中心にテーマごとにまとめられている。
それぞれの文章に著者のコメントが付いており、それもまた味わい深い。本書の一文を引用させてもらえるならば、村上氏とファンの「心の交流」が楽しめる一冊だろう、と思う。
中でも結婚祝いのメッセージは簡潔ながら夫婦生活の本質を見事に言い当てており、いま話題の「ノルウェイの森」のタイトルについての文章も興味深い。読み応えはたっぷり。
でも本当のことを言うと、村上作品の装幀に携わってきた安西水丸氏と和田誠氏による「解説対談」が一番面白かったかも…
このレビューは参考になりましたか?
22 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By umemomosakura トップ1000レビュアー
本書の好みは人それぞれだと思います。
そもそもが未収録原稿集なので、「よかった」などと褒めるべき類の本ではないのでしょうが、村上春樹さんの作家としてのスタンスが垣間見られ、読んだ甲斐はありました。

個人的には村上春樹さんという作家の本質は、長編より短編、そして短編よりはこのようなエッセイに色濃く出ていると思います。
内容は、親交のある人物についての評、音楽の話、作家論、スピーチ草稿などなど本当に様々です。
中でも話題になった「壁と卵」はなかなかに迫力のある草稿で、一読の価値はあります。

個人的な感想を言わせていただければ、自分が本書で一番強烈だったのは、音楽論でも作家論でもなく、安西水丸さんという人の村上春樹の世界における存在の大きさでした。
村上さんにとって安西さんは、単なる友人以上の、何かアンカーのようなものだったのだと始めて知りました。

この面倒くさい大作家の信頼を一身に受け、しかもそれをさらっと受け流している水丸氏の偉大さを確認できただけでも、本書を買った意義があったと思うので、星5つ。
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最近のカスタマーレビュー
雑文であって、雑文でない。
たしかに、村上氏がいろいろなところに書いた文章を
拾い集めた本であり、ひとくくりで言うなら雑文集です。... 続きを読む
投稿日: 1か月前 投稿者: donguri
まさに雑文集。
でも、好きな時に好きなこと書いて、真面目な時もあれば、
思いっ切り遊んでる時もある。
でも、それがこれだけ集まると... 続きを読む
投稿日: 2か月前 投稿者: レオ
意外に重い箴言集として読む
先日、小澤征爾と村上春樹との対談集を読んだ時、褒めようか貶そうか考えた。ふつうはしないことなのだが、すでに投稿されているかなりの数の文章を読んで、天の邪鬼な私は後... 続きを読む
投稿日: 4か月前 投稿者: kewpie
読み応え十分
音楽の話など興味がないところは飛ばして読みましたが、とても読み応えのある本です。... 続きを読む
投稿日: 6か月前 投稿者: らーゆ
物語の世界に浸かり、善悪を判別する力を身につける
この本の中で、オウム真理教信者の若者達にインタビューした際、彼ら全員が、「思春期に小説を熱心に読んだ経験を持っていない」と答えたことに触れられている部分がある。い... 続きを読む
投稿日: 8か月前 投稿者: Natural Born Runner
気に入った文章もありました
著者も「気に入るものも、気に入らないものも、あるかもしれません」と言っています。
私にとって、そうでした。... 続きを読む
投稿日: 8か月前 投稿者: 太
村上春樹さんは褒めるしかない
今まで発表してきた文書、スピーチなどをごちゃっと寄せ集めた本。
しかし、重量級の内容だと思った。 
実に読み応えがある。... 続きを読む
投稿日: 8か月前 投稿者: keroji
新刊が出たらなにはともあれ買う人にはおすすめ
いろんな雑誌などに寄稿した短い文章や受賞の言葉など、今まで単行本に入ってなかった文章の詰め合わせギフトセットって感じの一冊です。世界的に知られる作家となった後も、... 続きを読む
投稿日: 9か月前 投稿者: 金村小雪
読んでいちばん“美味しかった”、スコット・フィッツジェラルド
私は全作品を読むほど熱心な村上春樹ファンではないです。今まで気が向いて7作品くらい読んできたのは、この人の“美味しい文章”が好きだから。この本は挨拶文とかも収録さ... 続きを読む
投稿日: 10か月前 投稿者: ユキノン
村上春樹さんってこんな人
私的に「村上春樹研究会」などと名称をつけてその都度集まっている人たちと、雑談時間を過ごしているのですが、よく「村上春樹ってどんな人ですか?」というどうでもいい質問... 続きを読む
投稿日: 12か月前 投稿者: taku
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