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村上春樹 イエローページ〈1〉 (幻冬舎文庫)
 
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村上春樹 イエローページ〈1〉 (幻冬舎文庫) [文庫]

加藤 典洋
5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

世界二十カ国以上で翻訳されている村上春樹の小説の面白さとは何なのか?鮮烈なデビュー作『風の歌を聴け』から『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』まで四つの長編を完全読解。詳細な日数表や、図表を使い、親友の“鼠”は最初から死んでいたなど、テキストに隠された“ハルキ・コード”を丁寧に読み解いていくファン必読の書。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

加藤 典洋
1948年山形県生まれ。東京大学文学部仏文科卒。早稲田大学国際教養学部教授。文芸評論家。「言語表現法講義」で第十回新潮学芸賞、「敗戦後論」で第九回伊藤整文学賞、「テクストから遠く離れて」「小説の未来」で第七回桑原武夫学芸賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 249ページ
  • 出版社: 幻冬舎 (2006/08)
  • ISBN-10: 4344408225
  • ISBN-13: 978-4344408227
  • 発売日: 2006/08
  • 商品の寸法: 15 x 10.2 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 218,957位 (本のベストセラーを見る)
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最も参考になったカスタマーレビュー
13 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
 元来,にとって正しい解釈というのはあるのだろうか.国語の問題ではあるまいし「このとき作者は何を考えていたか」などと問いを考える必要は無い.読み方は自由だ.ましてや村上春樹のような作家の小説に解析など野暮なだけではないか?
 このように考えていたがこの本はそれなりに楽しませてくれる.書いてあることにはそれなりの整合性があり,かつ通常では気がつかないようなところまで教えてくれる.全てに同意するかどうかはともかく,ひとつの物語の解釈としては楽しませてくれる本だ.
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13 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
村上春樹の作品は、一部ファンタジーものを除き、どれも読み易く。ついついサラリと読み流してしまいがちだった。暇つぶしに読み返す事はあっても、読後あらためて考え込んだりする事は無かった。

そんな僕にとって本書の読解は、新鮮な驚きを与えた。
とくに親友「鼠ねずみ」の存在に迫るあたりは…。

第一巻の本書は『風の歌〜』『ピンボール』『羊をめぐる〜』
『世界の終わり〜』79〜85年までの4作を読解している。それぞれ作品ごとの独立した個別評論というよりも、横断的に個々の作品をつなげて論じている。だからこの4作以外にも『ノルウェイ〜』の直子の言及とかも関連して度々でてくる。総合的な分析といえる。

作者は大学にゼミを持つ教授で、どうやら複数の書き手がいるみたい。短文コラムが所々に出てくる。学生たちの共同作業をまとめた様だ。途中で村上龍がポップアートについて語る文章が引用されたり。
コッポラ『地獄の黙示録』との関連を書いたり。タイムテーブルを作って、時系列に分析してみたり。あの配電盤の暗示は?とか春樹作品における音楽レコードの役割は?とか結構本格的に分析してる。

確かに少し難しい所もあるが、全体的にカラフルな内容だ。

巻末解説者の竹田氏は、作者の同僚で、ハイデガーなどの著作をもつ哲学者だ。なのでけっこう本格的な学者が書いた読解本となっている。軽いエッセー・ガイドブック的なノリは無い。
PS●本作者の『日本の無思想 (平凡社新書 (003))』は、タテマエとホンネの言及が、面白かった。
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10 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
このシリーズには続編も出ていて、それなりに好評を博していることが伺える。
言うまでもないことだが、読者の村上春樹の小説への関心の大きさが、
本書を手に取らせるモチベーションを作っているわけである。
気になるのは、村上作品の読み方の『決定版』だと誇示するような本書の作りだ。
この姿勢は、押し付けがましさにも繋がっていて、これが一種の「勘違い」となって、
本書に独特の香ばしさを与えている。

この本を、「別解」として気軽に愉しむ、というのはアリだと思う。
だが、逆に、村上作品そのものを読む前に本書を読むと、弊害になろう。
結論としては、読者の主体的な読みを阻害する面があるので、
手にしないほうがベターだろう。
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