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村が消えた―平成大合併とは何だったのか (祥伝社新書 (026))
 
 

村が消えた―平成大合併とは何だったのか (祥伝社新書 (026)) [新書]

菅沼 栄一郎
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

村が消えた 平成大合併とは何だったのか
「合併特例債と地方交付税の減額」という「アメとムチ」で進んだ平成の大合併。「国から地方へ」というかけ声の下で起きる“合併狂騒”に迫る。

合併による混乱は全国で起きている。その1つが地名。例えば、山梨県は甲斐市、甲府市、山梨市、甲州市と、時代を超えて山梨県が4つ並んだような格好となっている。人口規模がほぼ同じ4町が合併した三重県いなべ市は、合併をすんなり進めるために、あえて本庁舎を1つに決めず、4つに分散する「分庁舎方式」を採用。市長は軽自動車で4庁舎を駆け回る日々だ。

「合併しない宣言」を最初に打ち出した福島県矢祭町の改革、合併の推進役・野中広務自民党元幹事長らへのインタビューなども紹介しながら、健全な地方自治のあり方を探る。


(日経ビジネス 2005/12/19 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)

出版社 / 著者からの内容紹介

全国568村→198村に!
故郷(ふるさと)の悲鳴が聞こえる
消滅する集落、壊れる自治……
国から見放された「地方」が生きのびる道は??。
「三位一体改革」の陥穽を衝く!
《本書の内容》
● 村がない県が全国に13も
● 「太平洋」はつぶれ、「黒潮」は残った
● 全国に「中央」市ばかりが増えている
● 甲斐市、甲府市、山梨市、甲州市……みんな山梨県にあります
● 北海道と福島??二つの伊達市
● 北杜市と北斗市??どちらも「ほくと市」
● 人口二十一万でも上越市は「過疎」
● 「報酬なし議員」はつらいよ
● 「合併しない元祖」矢祭町はベビーブーム? etc.

<インタビュー収録>
野中広務(元自民党幹事長)
故・後藤田正治(元自民党副総裁)
松島貞治(長野県泰阜村村長)
梶原拓(前全国知事会会長)
<日本人の故郷(ふるさと)=〈村〉が悲鳴を上げている!>
全国に568あった村が、大合併で198に! 町や市へと名を変えた地域も、生き残った村々もいま共に苦悩を抱えている。都市部への人口集中で次々に消えてゆく集落。共同体としての自治機能は重体に瀕しているのだ。一方、新しく生まれた市や町も大混乱が続く。奇妙な地名、議員の増大、不便な分庁舎方式、合併特例債という国からのアメと、地方交付税減額というムチに揺さぶられる財政。「中央から地方へ」という標語の下で繰り広げられる改革は日本の未来に何をもたらすのか。健全な地方自治とは何なのか…。大合併の推進役・野中広務氏や故後藤田正治氏らの貴重な証言を加え、綿密な取材を元に気鋭の新聞記者が「平成大合併」の構造に迫る!

登録情報

  • 新書: 220ページ
  • 出版社: 祥伝社 (2005/10)
  • ISBN-10: 439611026X
  • ISBN-13: 978-4396110260
  • 発売日: 2005/10
  • 商品の寸法: 17 x 10.8 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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8 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
banana 2009/10/11
By
形式:新書
 ここ数年来の市町村合併ラッシュについて新書サイズにまとめ上げられている点はさすがです。
ところで、消えた村の中には、バナナが名産であった自治体も存在しましたが、他の自治体との
合併によってバナナ生産者への支援も充実したものとなったようです。この点についての著者の
歓喜は行間から伺うことができます。
 著者はその経験から日本のバナナが一番であるという信念を持っており、あとがきに記された
「村は消えてもバナナ消えず」という文句は、ジャーナリスト(笑)としての一貫性を看取させるものでした。
 特異かつ希少なバナナ消費者の目から見た平成大合併。今後もライフワークにして、日本一の
バナナ王となられることを願ってやみません。
このレビューは参考になりましたか?
9 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ビブリオン トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:新書
  田舎から電話。町名が変わると言う。僕は本籍を移してないのです。面倒なことがありそうで困ります。でも本当に町の名を変えるのが必要なの?何故今なの?
 こんな問に答えてくれそうな本を見つけました。
 小さいコミュニテイを大きなものに合併する。その基礎自治体に出来る限り権限を委譲する。そんな世界全体の動きがあるらしいのです。日本もこれに乗って?町や、村の合併をやっているとのこと。しかも平成の大合併と称して全国的にやっているのです。
 しかし合併は、その本来の目的が周知されており、担当者は、それを曲げずに実行しているのでしょうか。かえって地元に混乱を招いているのではないでしょうか?合併は地元の少数者の福祉を犠牲にしているのではないでしょうか。上部の広域組織との関わりは、どう考えるべきなのでしょうか?国と最小単位の自治組織との間にある、既存の行政組織は必要なのでしょうか?などなど?
 これら様々な問にこの本は明快に答えてくれます。著者と同僚が実査した全国の個別例が手際よく紹介してあります。そこで見えてくる様々な問題点が露わにされています。
 また合併を推進させてきた国の政策・地方自治体の行政方針の部分は、これを立案・執行した関係政治家への直接インタビューで書かれています。 
 寝ながら2時間で読める本を書いてという編集者の要望だったそうですが、文章は、大変読みやすく書かれています。だれでも扱えそうなホットな主題ですが、この問題を丹念に追及されてきた記者ならではで、伝聞・憶測にならないきちっとした取材の記録に徹している姿勢が好感を呼びます。
 それにしても、我が田舎では、町名は「中央」になるという噂を聞きました。住民の自治意識から出た案とは到底思えません。都会に住む保守派としては、情けないの一言です。
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4 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
知人の実家は長野にあり、大合併で名前がなくなった。

別の知り合いの実家は東北だが、北とか南という町名が増えたと言っていた。

「三位一体改革」といっているけど、

結局中央集権になるだけじゃないか・・と思ってしまう。

ちなみに、一緒に行なわれた郵政民営化で、

全国の小さな郵便局はノルマに追われ苦しんでいるという記事を見た。

野中広務、後藤田正治などのインタビューもあり、

読み応え充分でした。
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