偽乳か否か、という議論には与しない。乳なんてものは、偽だろうと本物だろうと「デカければそれでいい」というのが私の取る立場だ。故に、杉原杏璃は素材としては間違いなく一級品であり、素材には文句なしの5つ★を私はつけたい。
その巨乳ぶりは確かに疑ってあまりあるほどの他に例を見ない「あり得なさ」であり、年齢に比してあまりに小ぶりなベビーフェイスとのミスマッチもあってか、実にいやらしい小悪魔的淫靡なフェロモンを全身から立ち上らせている。同じ巨乳でも、叶姉妹が巨乳という言葉から連想されるまま作り上げられた字義どおりの「サイボーグ」であるなら、こちらは少々趣向を変えてマニアックな職人が戯れに縫い上げた巨乳の「お人形さん」といった趣で、その種のきわどい嗜好を多少なりとも併せ持つ方なら、じゅうぶん満足頂けることだろう。
しかしこれは、あくまでも「素材」にのみ限定したらの話だ。
正直、DVDの内容としてはおよそこの年代のグラビアアイドルとしては考えられないほど「地味」なもので、「ヌキどころ」など全体のせいぜい数%に過ぎない。他のレビューでも書かれてあるとおり、折角のスクール水着もほとんど水の中からの撮影で、その肢体をじっくりと拝む前にわずか数分であっさりと別のシーンへと切り替わってしまう。このような残念な編集がほぼ全編に渡って続き、それがこのDVDを、素材の良し悪しとは全く関係のない、致命的な瑕疵となって凡百ある駄作の海へと落とし込んでしまっている。
とくに最近は仲村みう、西田麻衣、花木衣世など、杉原杏璃より7つも8つも若いアイドルたちがAVスレスレの「やる気」を見せたDVDを連発しているのもあって、余計に杉原の凡庸さが際立ってしまう。今年でもう27にもなる年長の杉原杏璃が、いずれも20足らずの小娘たちに「いやらしさ」で負けているようでは、それこそ立つ瀬がないというものだろう。いや、そればかりか、同じ杉原杏璃のDVDで比較してさえ今作は、『杏蜜 An-mitsu』などの過去作に遠く及ばない出来であり、その意味ではじめて手に取る方にもやはりオススメはできない。過去に少なくとも今作よりはずっとマシな、まだしも「使える」DVDを既に発売しており、そちらを購入したほうがずっと杉原杏璃の良さを体験できるはずであろうからだ。
もし、このページを本人及び関係者が見ているなら、是非とも花木衣世、西田麻衣、仲村みうあたりを参考にして次回作を撮って欲しい。とりわけ花木衣世であれば「Fly High 眩しイヨ!」、西田麻衣であれば「Pure Smile 」「Mai Baby」「まいぷりん」、仲村みうであれば「聖少女-MUTEKI未成年」「ラストステージ」あたりはもはや別格の域だ。このあたりを参照しつつ撮影・編集すれば、杉原杏璃であれば間違いなく傑作が出来るはずだと断言できる。尻の強調、乳の強調、身体のラインの強調…グラビアの出来不出来は結局のところ撮り方とポージングで決まる。舐めるように撮り、蠢くようにポーズを決める。アイスを舐めたり、ベッドやバランスボールで上下運動をしてあからさまに性的なイメージを喚起するようなシーンはこの手のDVDには必要不可欠だ。たとえ偽物であったとしても、これほどの圧倒的な巨乳とベビーフェイスの美しい対比を持つアイドルは極めて希有な存在であることに違いはない。その素材を最大限に引き出し、発揮できるようなポージングや演出を心がけて欲しい。
今作に関してはせいぜい★2つがいいところだとは思うが、杉原杏璃の5つ★クラスの魅力に免じて、★1つはオマケしておきます。応援してるので頑張って下さい。